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第3話.もう痛みの連続だよぉ…

「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ…!!」

どんどん下に落ちていく。手足を動かしてみるが、何も変わらない。

あの金髪幼女め…!

今俺がこんなことになっているのは、全て奴のせいだッ…!!

やっと希望が見えたと思ったのによぉ…くそぅ。

つーか、穴深すぎだろ。どんだけあるんだこれ。

足下を見てみるが、あるのは闇だけ。

もしかして俺は今……

すっごく暇なのでは…!?

「そうだ、このまま落ちるの待ってんのもダルいし、寝よ。」

静かに目をとじる。

とりあえず落ちるまで現実から目をそらそう。それが一番楽だから。


と思ったのも束の間。


体全体に強い痛みが走る。

「ぐはぁ!!?」

背中に違和感。どうやら俺は、コンクリートか何かの上に落ちたようだ。

目を開けてみる。

するとそこには…

俺が数分前までいた、高校の校舎があった。

どういう事だ…?

俺はさっき、謎の空間にいた。そして穴に落ちた。


じゃあ、ここはどこだ…?

元の世界に戻った…のか…?

もう何がなんだか。


俺がよく分からない現象に頭を抱えていると、


「あんた、何してるの?」


誰かが声を掛けた。


声が掛かった方向…上を見ると、俺と同じぐらいの、ここの制服を着た女が一人、そこに立っていた。

「大丈夫…?」

「へっ?!」

ますます訳が分からず戸惑う俺を見てイライラしたのか、彼女はさっきよりも大きな声で言った。

「だから…大丈夫かって、聞いてるのよ!」

「あ、あぁ、大丈夫大丈夫!!」

びっくりした…女ってこわい…

「まったく…駐車場なんかで倒れてたから、心配したじゃない」

なるほど、ここは駐車場だったのか。そしてこいつは俺のことを心配してくれていたらしい。


いや、そんなことより…


…見えてる。


俺は今、仰向けになっている。つまり、こいつを下から見上げている状態だ。

そして、一般的な高校の制服は下がスカートになっている。

つまり…


完全に、見えてしまっている。水玉模様が。


「あ、あんたまさか…!」

彼女もそれに気づいたようだ。

顔は耳まで赤くなっていて、強く握った拳は怒りで震えている。

あ…これってビンタとかされる流れ……

次に来るであろう痛みに恐怖し、目をぎゅっと瞑る。


次の瞬間、俺の想像を遥かに絶する痛みが…


俺のみぞおちを貫いた。

どうも、竹神です。

今回少し更新が遅れてしまいました。次回を楽しみにしていた皆さん(多分そんなにいないと思うけど)、申し訳ございません…。

そしてそして、内容のほうですが、ついに神様以外の女の子が登場しました!やったね!!

次回から増えていく予定です。乞うご期待!!

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