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鉄道の章

 一緒に電車で行くことにした。改札で携帯端末をかざして通り過ぎる。

 電車が来るまで少し暇がある。この時間帯にしては比較的空いているな。みんなそれぞれの暇つぶしをしている。

 ただ座っている人もいれば携帯端末で遊んでいるのもいる....。ん?携帯端末?

 この携帯端末はエレクトロニクスを使っているなら、惑星αでは使えないはずだ。ではどうやって暮すのだ?運賃はどうやって支払うのだ?いや、それだけではない。どうやって金のやり取りをするのだ?アルバイト代や給料は携帯端末経由でやり取りするが、使えないならどうするのだ?中には端末を体内に内臓したのもいるが、それも(惑星αでは)使用できないのではないか?どうなっているんだ?

 そんなことを考えながら駅のホームで待っていると電車が着いた。これも電気エネルギーで動いている。扉は自動で開閉するが、これも電気エネルギーだ。電気が使えないとすると(惑星αには)電車は存在するのか?

 電車が来たので乗り込んだ。この時間帯にしては比較的空いているな。みんなそれぞれの暇つぶしをしている。

 この時間帯は空いているため、座席に座れた。

『念のためこれを見ておけよ。』

 γの奴、一体を何を見せる気だ?何だ?この資料は?惑星αの概要とはな。

『周りの人に気付かれるなよ。』

 へいへい、御忠告ありがとうよ。


 今、生産はすべて自動化され、ロボットや機械、コンピュータが行っている。資源の採掘から加工、梱包、運搬、流通、販売。人間が使用した後の廃棄、再資源回収も機械任せである。人間の仕事は形式的な仕事のみに見える。それか、何かを決定し、機械に指示することくらいだ。

 一方で植物を栽培し、植物から食料、燃料、樹脂を確保している。この栽培から収穫まで機械任せである。惑星αではどうなっているのだ?


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