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自宅の章

とにかく書いてみたくなりました。

 んん・・・?誰だ?ドアの呼び鈴が鳴っている。

『おーい。β。開けてくれ。』

 γの声だ。

「こんな朝早く一体何だ?」

『いいから!』

 仕方無いから玄関を開けてγを部屋に入れた。

 確かに、出勤や通学している時間だが、普通の店はまだ開店準備中だろう。まだ眠いのに強引だな...と思ったら鍵を掛けよって...。また、カーテンも掛けて、更に窓を遮光性にセットして....。

「おいおい。何をしている。」

『ちょっと待て!ええと...あったあった。』

 何で人の部屋でラジオ鳴らし始めるんだ?!

「朝っぱらからうるさいぞ!なにすんだよ」

『いいから。他人に聞かれたくないんだ。』

「一体何だよ?もう!」

『惑星αで求人募集している。』

「はぁ?...。惑星αって連邦政府が渡航禁止指定のあの星か?...確か、ありとあらゆる電子機器のみでなく、電波やモータすら使えないと言うあの星か?」

『そうだよ。』

「本当かよ?どうやってそのことを知ったのだ?」

『父の仕事先からの情報だよ』

「はぁ?お前の父親?お前の親父さんが何でそんなことを教えるんだ?」

『いや、家に持ち込み残業した時の書類を盗み見たのだ。』

「お前なぁ。」

 確かに誰かに話したくなる特ダネだし、隠しておきたい事実だな。しかし良いのか?盗み見たなんて。

 少し冷静さが必要だな。それに、ずぅっと立ち話を続けるもの良くないなぁ。

「まぁ、その椅子にすわりなよ。俺は水でも飲むか。」

『あんまりのんびりできんのだ。』

 それでも少し、間を置こう。聞いて無い振りをして....

「なぁ、γ。お前からこの話が漏れたらばれたらお前の親父さんの立場が悪くなるぞ。」

『そうだが、だから口の堅いお前に話たのだ。』

 光栄だな。ふん!

「でも、わざわざ言いに来ることも無かろう?うん?何か企んでいるのか?」

『一緒にその仕事をしに行こう。』

「はぁ。」

 渡航禁止指定の星だぜ。行けるわけ無いだろ。危険だろうに。何を考えているんだ?

「無茶苦茶すぎるぞ。行けるわけ無いだろ!大体なぜ求人が有るのだ?」

『少し前に小惑星群が惑星αを襲ったのだ。連邦政府が予め分かってたので小惑星を破壊しようとしたが、そのドサクサに密航者が潜り込もうとして戦闘になったんだ。その戦闘は片づいたが、軌道エレベータが傷ついたんでな、修理のために人材不足になったんだ。なぁ、俺と一緒に惑星αに行こうぜ!』

 ふぅん。一過性の仕事か。でも工事だから結構まとまった期間が必要だな。

 こんなチャンスは滅多の無いな。乗ってみるか!

「おもしろそうだ。その仕事やってみよう。いつ説明があるのだ?」

『今日だよ。』

「今日?急すぎないか?」

『そうだが、チャンスは無いぞ。』

「わかった。行くよ。出かける準備するから待ちな!」

 着替えて出発することにした。


 玄関を出て、外にでると、

『まず、鉄道で。駅に行くぞ。』

「わかったよ。」

 ふと、疑問が湧く。

「ところで、何故俺を選んだんだ?」

『一人暮らしだからだよ。長期不在になっても問題無かろう?』

「お前なあ~。これでも仕送り受けてる以上、親に連絡とか、心配させないようにしてるんだぜ。それに、大学から直接実家に試験成績書が送られているんだぜ。年2回だがな。」

『なあに、休学届けを出せよ。』

「休学届けって、何日間だ?」

『さあ?今日の説明で聞けるだろうよ。』

「お前!いい加減な!」

 なんで俺はこいつと友達なんだろう?

人名等の固有名詞が思いつかないのでギリシャ文字を適当に割り付けました。

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