僕は誰と話していた?
初めて小説を書きます。
なにとぞ変な文章ですが精一杯書いたつもりです。
これは狂愛しかできない少し悲しい恋愛。
少し狂っている少年が主人公です。
それでもOKな方だけお進みください。
最近。僕の彼女の態度は――あきらかに冷めていた。
待ち合わせには最低30分は遅れるし、話しかけても上の空。
もう潮時なのかもしれない。
そう考えるようになったのは今に始まったことではない。
事の始まりは数週間前。
それまでは待ち合わせにもちゃんと来ていたし、話かけたら返してくれていた。
でも。
この日からは―――
「ごめん。遅くなった」
いつになく暗い顔して喋っていた。
その時は僕だって事情があって遅くなったのかもしれない、と思い「ううん。大丈夫」と返した。
そしてほぼ毎日…僕と一緒の生活に支障をきたし始めた。
だから僕は「もうそろそろ…」と思い最終的には最初に言った通りの結論までたどり着いた。
彼女はもともと人と関わろうとしない性格でいつも一人ぼっちだった。教室の隅っこでいつも一人で座っていたし、誰とも目を合わせないでいようとしていた。そんな彼女に僕が興味を持ち始めたのは立ち上がると腰まで伸びた長髪にパッチリと開いた目に、そこらへんにいる女たちとは数段ちがう魅力を感じたからかもしれない。
そして僕は彼女に近づいた。
僕だって容姿には少し自信がある。
壮絶なイケメンって訳ではないがブサイクでもない……どちらかというとイケメンのタイプにあてはまるであろう容姿は持っている。
僕が話けると(近づくと)彼女は驚いたような顔をしてにっと笑った。
「あんたは見えるんだ」
「見えるって何が?」
「ううん。なんでもない。で、何用?」
「僕は君を気に入った。…………付き合ってくれないか?」
間があいたのは、僕の周りにいる人間どもが一瞬しん――と静かになったから。
なんだ?なんで静まるんだ?
そしてすぐに普通のいつも通りの昼休みに戻る。
なんだなんだ?僕が愛の告白をしてはいけないのか?そんなに驚くことじゃあないだろ?
ますます訳が分からないのでとりあえずこのことは置いておこう。
一先ず目の前にいる彼女の答えを聞かなければならない。
「…………」
すると彼女は真剣な顔して黙りこくった。
「どうした?そんな顔して」
「――――――いやなんでもない。そうか。そんな告白の仕方もあるのだな。……いい。付き合ってあげる」
「そうか。それはありがとう」
かくして今日から晴れて僕と彼女は付き合う事となった。
ちなみにその内容とは……。
一緒に毎日登下校する。一緒に昼ご飯を食べる……などのいたってそこら辺のカップルがすることであって、なんの変わりはない。
それは僕と彼女とのルールだったし、それをお互い破ろうとはしなかった。
そこで異変に気付く。
僕と関わりある友人やクラスメートは僕に近づいたり、喋ることが無くなった。――最終的にみんなが僕を避けはじめた。まるで僕をこの世の汚物……というように。
まあ別に皆が僕を避けようがいじめようが……僕には関係ない。だって僕には彼女がいる。
世界で一番愛しい彼女が。
彼女が死んだら僕も死ぬ。――――別にそんなこと糸も容易く実行できる。それほど僕は彼女を溺愛している。
他の男とは喋ってほしくないし、かかわりを持つことさえやめてほしい。
まあ、彼女は僕の物。幸いというべきか、周りの男共は(人間どもは)彼女に気づいてもいないかのように喋りかけない。
むしろ好都合。この方が何されなくていい。
無論。何かしてくるようなことがあれば、誠心誠意その男を一生彼女に近づけなくするまでだけど。
そして来てしまったんだ。
ついに今日が。
『彼女が死んだら僕も死ぬ』を実行する日が。
その日は、じりじりと太陽が醸し出す暑さに参りながらも、必死に黒板に書いてあることを写す7月の中旬。
もうすぐ夏休みという事でもうすでに浮足立ている奴らがいるこの教室。
が、僕は夏休みなんて別にどうでもいいのでただひたすら黒板にあることを写す。
ただ彼女がいればいい。それを一心に。
――――でも僕に明日は来ないかもしれない。
そう思いふといつも彼女のいる教室の隅に目をやると……
「いないッッッッ!!!!!!」
いつも無表情で座っているのにいない……。
授業中にもかかわらずバンッ!と机をたたいて椅子から立ち上がると同時に叫ぶ。
びっくりした教師がこちらを見ている。
周りの生徒は相変わらず引いた目で見てくる。
が、僕は意にも関せず教室中を見渡すがどこにもいない。
そして授業なんかほったらかして教室を出た。
「待ちなさい君!どこに行くんだね!?今は授業中――――」
「んなの知らねえよ!!!!それより彼女の方が大切だ!!」
そのまま走って探す。
他のクラスの奴はこちらを見てビックリしている。
そしてそのまま僕は衝動的に屋上へと駆り立てられた。
なぜかは分からない。ただ屋上へと走っていった。
そしてその勘は当たる。
屋上に行くと案の定彼女はいた。
それも落下防止のためのフェンスの上に。
「危ないぞ!!いますぐそこから…………ッッッッッッ!!!!!!!」
叫んだ瞬間。
彼女は「ふっ」と髪をひるがせ……こちらに乾いた笑顔を見せて
飛び降りた。
3階から一気に1階の地面まで。
真っ逆さまに。
「………………」
一瞬何がおきたか分からなかった。
が、次の瞬間。
俺も一緒に飛び立つことを決意。
だって
『彼女が死ねば僕も死ぬ』
から。
何がおきた?
――フェンスを一生懸命上る。
どうして彼女は飛び降りた?
――全体の3分の2にこれた。
なにがしたかった?
――上までこれた。
どうして彼女は最後に笑った?
――絶妙な平衡感覚でフェンスの上の丸い部分に立つ。
そう言えば。
――すると突然激しく扉が開いた。
「待ちなさい君!!!!!!」
彼女の名前は?彼女の苗字は?彼女の血液型は?彼女の誕生日は?彼女の……
「あはははははははははははははは」
傑作だ。
最高傑作さ。
そうだ。
僕は何も知らない。
彼女の血液型も誕生日も苗字も名前も……
「愛の大きさも」
そうだ。そうだ。
僕は彼女を愛してやまなかったけど、彼女は僕の事が好きだったのだろうか?
そう思うと僕だけの茶番劇だったのかもしれない。
だって最近の彼女の態度は明らかに違ったから。
何がおきた?
僕の最愛の彼女が飛び降りた。
なぜ彼女は飛び降りた?
知らない。
何がしたかった?
知らない。
なぜかの所は最後に笑った?
知らない。
「知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない」
そして僕は
彼女のように
無へと還った。
不敵な笑みを残して。
ーーーー
「ほんとアイツ……狂ってたよな」
あれから数か月。飛び降り事件が行われてから、いまだにその話が尽きない。
「なあー。最初教室の隅で告ったときはビクッたぜ」
「俺も俺も。そこだれもいねーじゃんって」
「ってか何隅でこそこそしてんの?みたいな」
「それからあいつ狂ってったよな。本当に」
「そうそう。そんでなんか勝手に飛び降りたし」
「「本当に意味わかんねー」」
二人同時に声をそろえる。
あの飛び降り事件。
飛び降りた被害者は1人。
あの狂っていたと称される彼ひとり。
彼女と呼ばれる被害者の死体は見つかっていない。
それもそのはず。
だって彼女は――――
もし分からなかったら……
・彼は特別霊感が強い人間。だから成仏しきれなかった彼女が視えた。
・もちろん周りの人間は彼女は視えない。
・彼女はなぜ飛び降りたのか?→このままではどんどん彼が狂ってしまうし、成仏しきれなかった人間がこんなところでこんなことはしてはいけな
いと思ったから。
・なぜ彼女は最後に笑ったのか?→やはりどこかで飛び降りつことを躊躇してたから。どこかで彼を愛していたから。
すみません本当に文章力が無くて……。
分かりにくかったらすみません。
最後にこの小説を読んでくださりありがとうございました^^




