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ブランジア人魔戦記  作者: 長村
chapter,02
23/104

ep,022 想いは遠くて

 ドラニクス家の子は、長兄のグランディス、次兄のグルアー。そして一番下に妹のメリル。以上の3人である。メリルはまだ候補生の身の上であるが、兄2人は異例の若さで騎士団の重役に就いている。グランディスは史上最年少でブランジア騎士団副軍師長、グルアーは史上最年少で騎士団大隊長の座に就いた。どちらも快挙である。

 何故そんなことになっているのか。

 それはひとえに妹を溺愛する兄が、妹に良い所を見せたかったからである。


   ※   ※   ※


「お、お兄様、こんな所で何をなさっているのです? お兄様の隊は王都所属だったはずでは……?」

 メリルが引きつった笑顔で兄グルアーの前に出る。

 グルアーは大隊長として数多くの騎士を率いる立場で、おいそれと王都を離れるわけにはいかないはずだった。王都からリヨールまではどんなに急いでもグルアーの足では3時間はかかる。往復なら6時間である。そんなに空けていられるほど暇では無いのだが。

「ふふふ。それはもう過去の話さ。本日昼に我が大隊はリヨール防衛隊への増援として転属となることが決定され、現在部隊を移動させているところさ。ちょうど今は夜営の準備をしている頃だろうね」

「増援? ていうか夜営中ならなんでお兄様がここにいるんです?」

「抜け出してきたのさ!」

「最悪……」

「そんな目で見るな妹よ。うちの隊員は優秀だし、数時間私がいなくってもなんとかなるよ」

「そういう問題では無いでしょう。大隊長としての面子というものがですね……」

「大丈夫だって。中隊長全員の同意も得ているんだぞ。規律上は全く問題無い」

「全員って……、それってお兄様は隊にとって、いなくても問題無いと思われてるんじゃありません?」

「はははまさか! 5分で用事を済ませて帰ってこい、なんて言われたんだぞ。心配されている証拠だと思わないか?」

「心配されているのは5分も付き合わされる私の方だと思います」

「は! そうだよ5分しかないんだ! レウス君、君に話があるんだよ!」

「はあ、なんでしょう」

 グルアーは妹の言葉を無視して話を戻した。

「学校では妹と同じ小隊なんだってね? この子がひどい目にあったら君の責任だからな! 私が3倍返しするからな! 頼むよ!」

「え、ええ。わかっております……」

「うむ! それだけ確認しておきたかったんだ! では私はこれで……、ってそこのお前何者だぁっ!!」

 伝えたいことを伝えて帰ろうとしたグルアーは、今になってメリルのそばに立っていた不埒な男……、つまりはショーマのことに気が付き絶叫する。

「え、俺ですか」

「お前以外に誰がいる! 名乗れ!」

「あ、えっと……、ショーマ、……ウォーズカ、です」

「ウォーズカ? 知らん名だな……」

 グルアーはショーマを睨み付ける。その眼光には力が宿っていた。若くして騎士団の大隊長に昇りつめた程の力が。

「お兄様、彼は私の大切な友人です。無礼な真似はやめてください」

「む!? むう……」

 が、メリルのたしなめで、すぐにそれは消え去ってしまう。あれはもはや叱られた子犬の目といった風である。

「それにもうすぐ5分経ちますよ」

「むむむ……、わかった。ここは退くとしよう……。おい、君! 妹に変な真似でもしてみろ! 3倍じゃ済まんからな!」

「お兄様!」

「で、ではさらばだ。失礼する!」

 妹に叱られた兄の後ろ姿は、態度こそ崩さなかったが実に寂しげなものであった。


「……すごい人だったな」

「恥ずかしい限りだわ……」

「まあ、あれでも大隊長の座に就いて立派にやっている人なんだよ……。あれでも」

「……強調しないでよ」

「ああ、ごめん……」

 一見嫌がっているように見えたが、悪し様に言われると気分が悪いようだ。本当に、仲が良いのか悪いのか。


   ※


 翌日。

 士官学校では特別編成の授業が行われた。が、一部の教室が駄目になってしまったため、クラスごとの個別講習を行う代わりに、今日と明日は全員共通の筆記講習をまとめて行うという話だ。

 小隊行動の基本。数日間に及ぶ作戦行動における寝食について。騎士としての心構え。その他一般教養等々。今まで習ったことの総ざらいと、これからも学んでいく必要のあること。たくさんあった。

 彼らはまだまだ、未熟者なのだ。


   ※


 そして帰宅後。

 ちょうどメリルの兄がやって来てから丸1日といった頃である。

 ショーマは屋敷の中庭で考え事をしていた。

 色鮮やかな花が花壇には咲き誇っており、紋様をかたどるように掘られた水路を清流が流れる、優雅な趣である。全体的に機能性に特化したシンプルな装飾を施されているこの屋敷においては、数少ない華やかな場所であった。

 レウスと、セリアと、そしてメリルと一緒に暮らすようになって割と時間が経ったが、それにしてもまあ、……普通であった。最近になってリノンとも暮らすようになったのに。

 いや、普通なのは良いことだ。襲撃を警戒しての共同生活であったが、そんな気配はろくに無いし。平和最高。ただやっぱり学校が終わっても、日が暮れるまで剣や魔法の鍛練を続けてばかりで、なんというか……、うん。

 いや、強くなるのも良いことだ。ちゃんと目的があるわけだし。戦場で死にたくも無いし。ただ。

(……青春ってそれで良いのか?)

 まあ、要するにそんな感じである。

 せっかく若い男女が近い位置にいるわけだし、何かあっても良いのでは無いだろうか。しかし当然、衝動に任せた考え無しの行動は良くないと思う。その場は良くても今後の関係が駄目になる。何より相手の気持ちを無視して無理矢理だなんて、最低だし。

 やはり自分から行動しないとダメなものなのだろうか。しかしそうなると選ぶ相手が悩ましい。

 ……いっそ向こうの方から来てくれるなら余裕で受け入れるのだが。それはそれで誰でも良いみたいで相手に失礼か? いや、これは決してヘタレとか言うのでは無い。断じて。

 ――妹に変なことでもしてみろ!

 ふとグルアーの言葉を思い出す。

(妹の方から変なことされたらどうすれば良いのでしょうね)

 まあ、そんなことになりそうな気配は、まるで無いのだが。

 ……ショーマにとってのメリル。それは憧れでもあり、庇護の対象でもある。彼女の語る理想に共感もするし、彼女のか細い両肩を支えたいとも思った。間違いなく、とても大切な人。ではある。ただ男女の関係とかそういう話になると、ちょっとよくわからなくなる。

 そう言えば、自分の恋愛経験とはどんな物だったのだろうか。恋人とかはいたのだろうか。好きになった相手にはどういう触れ方をしていたのだろうか。どうにもはっきりしない。

 自分はメリルとどうなりたいのだろうか。いや、メリルだけでは無い。そう例えば……。

「わっ」

「うぉわ!」

 突然背後から声をかけられ、思いの外大きい声を出してしまう。

「そ、そんな反応されるとこっちのほうが驚くよ……」

 セリアだった。

「ああ、ごめん……」

「うん。……こんな所で何やってたの?」

「いや、何と言うほどでも無いけど……、ちょっと、考え事というか」

「どんなこと?」

「ああ……」

 さっきまで考えていたことを思い出すと、つい言い訳してしまう。

「いや、大したことでは……」

「ふうん?」

 セリアはショーマの心中など当然知らずに、いつも通りの様子である。じっと見つめられると、考えていた内容が内容なだけにちょっと意識してしまう。

 セリアとの関係性には、別に何か特別な物は無い。一緒に魔法を学んで、一緒に小隊を組んで、一緒に戦って……。変に気負わず、気取ったりもせず、自然にいられる対等な関係と言えるだろう。

 そういう自然な関係の方が、色々気にする事柄も少なくて良いんじゃないだろうか。

(いや、何がだよ……)

 セリアは可愛い子だとは思うし、自然に話せる相手だし、あと胸大きいし……。

(いやいや、だから……)

「どうかした?」

「どうもしないよ!」

「あやしーなあ」

 セリアはにやにやとしながら上目使いでショーマを見ている。

「あー、その、最近どうなんだい?」

「どうって?」

「いやほら……、学校とかさ」

「んー……」

 無理矢理話題をひねり出して聞くと、ちょっと語りにくそうであった。

「最近は黒魔法科では、ずっと1人か、メリルと一緒に黙々とやってるって感じだったの」

「黙々と?」

「おかげで魔法の腕はだいぶ上がったけど……。まわりからは浮いちゃったかなあ、って感じ」

「……聞かない方が良かったかな」

「あはは。もう遅いぞ―」

「そ、そうか……」

「黒魔法科の人、結構減っちゃってたよね。ミモットとコニーも別の科に行っちゃったし。私とだいぶ差が付いちゃったし、自分には才能無さそうだし、って。言ってた。……あ、私の友達の子ね」

「うん。……でもそれは、セリアと関係無いと思う。黒魔法科って、自然と結構な数がやめちゃうらしいし」

「でも、やっぱりちょっと寂しいよ。……私は、第1小隊のみんなと一緒に頑張りたいって決めたから、後悔はしてないけど」

「……そっか」


「……ところで、もうすぐここからも引っ越しちゃうし、お屋敷の中を見て回ってみない? ……一緒に」

 せっかくの豪邸なのだし堪能しておきたいということだろうか。

 変な話題を振ってしまった手前、断る気にはなれない。ただし。

「怒られないようにしとこうな」

「うん」


   ※


 屋敷は2階建てで、地下が1階の構造となっている。2階はほとんどが客室や寝室で、ショーマ達もここの1部屋で眠っている。とりわけ豪華な扉がいくつかあったが、開けることは出来なかった。ブロウブ家の人間専用の寝室らしい。

 1階は色々な目的のための部屋がある。

 まずは屋敷内で最も広い、大会議室。300人は入るらしい。

 続いてそのままスケールダウンした、中会議室。こちらは100人ほどらしい。

 そして通常会議室。大きな円卓と、座り心地の良さそうな革張りのソファがいくつか。少人数での重要な会議で使われる。

 少し離れて浴室。ここでのトラブルはあの1件以来特に起こっていない。とても良いことだ。うん。

 多目的遊戯室。ダーツやビリヤード等のセットがあったが、ルールがわからないのでちょっとだけ触ってやめた。

 書斎。色々な本が置いてあるが、読む暇は無さそうだ。魔法教本の類いは置いていないようである。何度かメリルがここで調べ物をしていたのを見た覚えがある。

 食堂。いつも使っている場所だ。

 キッチン。メイドの1人が今から夕食の準備をしていた。すぐに追い出されてしまう。

 その他色々、キリが無いのでほどほどに済ませ地下に降りていく。

 鍛練室。レウスが剣を振っていたので気付かれない内に立ち去る。

 弓専用鍛練室。文字通りの場所だ。

 酒蔵。結構な名酒が揃っているようだが、あまり縁が無さそうな部屋だ。

 プール。あまり大きくは無いが、泳ぎの練習が出来る。

「え、こんなのあったの……」

「すごいねえ」

 プールと言えば自然と水着とかを期待してしまうものだったが、

「じゃあ、次いこっか」

 セリアは興味無しのようだった。


「しかしすごいなこの屋敷……」

「うん……」

 庭に出て少し休憩する。ここにも弓の鍛練場があった。屋内と屋外では勝手が違うから2ヶ所用意したというのだろうか。

 そこから少し離れた場所には、家畜の牛や豚、鶏の小屋がある。取れたての何度か頂いたこともある。

 そこからさらに離れると、馬小屋もあった。

「本家はもっとでかいらしいな」

「はー……」

 2人で赤く染まりつつある空を見上げて、ぼーっとする。中庭でもこんな感じだったが、今は隣にセリアがいる点が違う。

「こういう家で、小さい頃からずっとちゃんとした教育されてたら、ああいう人達みたいになるんだよね」

「レウスとかメリルとか?」

「うん……。スタート地点が違うと、もう全然違っちゃうのかな」

「……どうしたんだよ」

「ん……。別にひがんでるとかじゃないよ。私は私なりに頑張ってるつもりだし。これからもそのつもり。それに今では立派な人から学ばせて貰えているし。

 でも、ただ……、私ももっと早くから、こうしていれたらな。って、思うの。そうしたら……、私ももっと、自分に自信が持てたのに、って」

 セリアは膝を抱えて、うずくまるようにしてつぶやく。

「自信……、か」

「……私が勝ってるのなんて、なんにも無いし」

 誰に、とは聞かない。

 セリアだって、そういう風にものを考えることもある。……それだけだ。

「だから、自信が無い?」

「うん……。私が何を頑張っても、結局は勝ち取れないのかなって、たまに思っちゃうんだ」

「…………」

「…………私は、ショーマくんの為になら、どんなことだって頑張れるのにな」

「…………え?」


 ……いつだか聞かされた言葉を思い出す。

 ――好いた男のためにならどんなことだって出来る類いだぞ。あれは。


「あ、いや、あの、そ、それはだな、うん……」

「え……?」

「急にそういうことを言われるとだね、ああ……」

「わ、私口に出してた……?」

「……だ、出してた……」

「うあ……」

 セリアは一瞬で耳まで赤くなる。その反応で聞き間違いでは無かったことを悟り、つられてショーマも赤くなる。

「あ、あああああの、い、今のは、その、ちっちち、違うんです! ち、違うって言うか、あの、へへ変な意味で無くて! 変って言うか、そのあの……」

 セリアはしどろもどろになって弁解をする。そして最後には、

「忘れてくださいー!」

 と叫んで逃げていってしまった。

「……忘れて、って」

 そうはいかないだろう、と思った。


   ※


 何しろ夕食の時間には再び顔を会わせるのだから。

 セリアは実に気まずそうで、さりげなくショーマとは目を合わせないようにしている。

(なぜこんなことに……)

 いや、忘れてと言うなら忘れてあげるべきなのだろうか。しかしそう簡単な話でも無い。あんな露骨な態度を向けられて、平然と出来るほど自分は経験豊富では無い。あっても忘れた。

 いっそ強気に出て正直に吐かせてしまった方が良いのだろうか。しかし……。

「はい、どうぞ」

 美味しそうな食事が乗ったお皿を配膳してくれるリノンさんメイドバージョン。

「…………」

 ひたすら真っ直ぐ冷たい視線を送り続けるメリル。

 彼女達のことを考えると、なぜかとても行動を起こせる気がしなかった。

(俺、ヘタレなのかな……)

 なんかもう、ダメダメだった。


   ※


 夜。寝室にて。

「レウスって、好きな人とかいる?」

 ショーマはつい年頃の少年のような質問をしてしまう。実際に年頃の少年なのだが。

「唐突だね」

「うん……、悪いね」

「まあ君の事情は、端から見ていても面白……、大変そうなのはわかるよ」

「今面白いって言いかけた?」

「言ってないよ」

「……お前時々黒いよな」

「黒いのは君の髪だろう」

「……面白くないぞ」

「そうかい。僕は今珍しく君からどうでもいい与太話を振られて青春と言う物を感じている所なんだが」

「知らねえよ……」

「残念だ。で、恋愛相談かい?」

「お前に聞くのは正しい判断なのかな……」

「五分って所かな」

「駄目そうだ……」

「あいにく、女性経験とかはまだ無くてね」

「そうなのか……? なんか、ちょっと意外」

「まあこういう家柄だと、自由に惚れただのなんだのとはいかないからね。上の兄さんは既婚だが、家の都合で決められた相手だし」

「へえ」

「僕もいずれは妻を迎えることになるんだろうが、まあ今からではどうなるか想像も出来ないね」

「今好きな人とかはいないのか」

「……。いないよ」

「何だ今の間」

「間なんて無いって」

 ごまかすということは、レウスにもやはりそういう相手がいるのだろうか。ぱっと思い浮かぶのは……。

「ちなみにメリルじゃないよ」

「それいるって認めてるじゃねえか」

「おっと。……まあ、たぶん君が思っているより、僕の交遊関係はずっと広いんだよ?」

「女の子なんて選び放題ってか」

 それはそれであれだが、メリルでは無いと聞いて正直ほっとしてしまったのも事実だ。

「まあ僕の言うことなんて当てにはならないだろうね。ただ、そうだな……」

「ん?」

「愛の形に正解は無い、と言うし。当事者達が納得しているのなら、どんな形であれその愛は成立するんだよ。たぶん。

 当事者っていうのは本人と相手だけでなく、それを取り巻く家族とか、生活環境とか、周囲の反応とかそういうのね」

「どんな形であれ、か」

「だから、例えば1対1では無いとか、異性同士では無いとか。身分が違うとか。そういうのも周囲が認めてくれるなら、ありということさ。認めてもらうのはそれぞれの状況で難易度が違うだろうけどね」

「そういう実例ってあるのか?」

「あるよ。確かに一般的では無いけれど。例えば国王や一部の名家はたくさん跡継ぎ候補を産む目的で、複数の妻を迎えたりするね。現国王はやっていないけど。単純に複数の女性と関係を持ちたいために迎え入れる富豪もいるし。

 要するに複数の妻を迎えることを認められたいなら、その分だけの妻や産まれてくる子供を満足に養えるだけの財力が必要なわけだ。そのへん法ではっきりと定めた方が良いんじゃないかという声もあるけど、今はまだ個人個人に任せている所だ。

 他にも同性愛とかなら、あまり人の多くない場所でひっそり暮らすとか、そういう文化が一般的な地方へ引っ越すとか。認めてもらう努力をするというより、認めてくれる環境を探すという感じだがね」

「……それで良いのかな」

「愛に正解は無い、って言ったろ」

「ああ……、それで当事者達が良いと思うなら良い、か」

「そう。……参考になったかな」

「まあ……、五分って所かな」

「はは。そうか。まあ精々悩むと良い。ただし、時間は無限じゃないよ」

「ああ、まあ、俺なりに考えてみるよ……。長い話聞いたら眠くなってきた。おやすみ……」

「ああ、おやすみ」

 布団にくるまり考える。

 そもそも自分は、彼女らとの関係をどうしたいというのだろう。

 妻とか、子供とか、……そういうのは、ちょっと想像も出来ない。お金がどうとかも、具体的に考えると難しい話だ。

 もやもやとした考えを抱きながら、ショーマは今日も眠りに落ちていく。


「納得してもらえなければ、諦めるしか無いのかな……」

 レウスの呟きが聞こえたが、それは夢の中でのことだったかもしれない。

2012年 03月01日

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