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ヌコサの島守  作者: 舵 登山
始章
62/75

ヌコサ伝  第5話  闇の魔法と結界

 白里は、相変わらず忙しそうで、幼きヌコサは、暇を弄ぶために、海に遊びに行った。



季節違いなのか、海辺には誰も居ない…と思っていたら、そこに小さな子供の見た目をした妖怪がいた。



 

(ヌコサ)「対魔結界ー2、攻撃力強化−3。」



魔導書には、魔物や妖怪との戦いにおいて重要なのは、いかに早く自分が戦闘体制を構えることができるかである、と書かれている。(余談であるが、筆者はこれに似たような行動が非常に遅い)


そのためヌコサは、咄嗟に結界を発動した。




しかし、その妖怪は結界の淵に手を触れ、そっと魔力を込めた。



すると、結界は、パリンッと音を立てながら木っ端微塵に砕け散った。




(???)「坊や、パワーが弱いね。君、なんて言うの?




(ヌコサ)「私はヌコサ。女の子だよ。」




(ヒノンボ)「俺はヒノンボ。君はそこそこの技術を持っている様だね。」




(ヌコサ)「毎日本を読んだの。」




(ヒノンボ)「ならば教えてやろう、最強パワーの魔法な。」





ヒノンボは、そう言うと、右手に魔力を込める。すると、その手に闇が集まり、塊となる。




(ヒノンボ)「この右手に宿りし闇よ、今解き放て。」



ヒノンボが唱えると、闇のパワーが海空を貫いた。





(ヒノンボ)「これが最強、闇のパワーさ。」




 それを見たヌコサは、スゴイパワーだと思う反面、水属性の禁忌術を使う妖怪が、ここにいる事に、驚きを隠せなかった。





魔導書には、霧の魔法を極め、そこで道を踏み外した者は、闇を操るようになり、大地に厄災を起こすだろう。と、書いてある。




しかし、ヒノンボが放った闇は、霧を黒くしたようなものでは無く、濁りのない黒だった。





(ヒノンボ)「闇を使うのが怖いのかい?大丈夫こうすればー。」




ヒノンボがそう言うと、右手から放たれた闇のパワーが、灼熱の炎へと変化した。




(ヒノンボ)「こうすれば闇の魔法を使っているなんて、誰も気づくことは無いさ。」



ヒノンボがそう言った。




(ヌコサ)「スゴイ、どうやるの?」



ヌコサは、ヒノンボの魔法に気に入ったようだ。」




(ヒノンボ)「ああ、教えてやるよ。最強の“闇属性”、真の闇属性をな。」





 闇属性は、ヌコサが思った以上に扱いやすい。そして、ヒノンボが教えた“闇の転換”と言う術式は、闇を、別なものへと変えてしまう事で、闇属性であることを隠す事ができる上、全ての属性の魔法を使える様になるため、それを極めたら、最強の魔法使いになれるのだ。




実際、ヌコサの属性は、表向きでは「土、火、水」だが、実際の属性は「闇」であり、異なる流派の呪文を組み合わせた魔法を使う事が出来るのだ。





その後、ヌコサは、闇を操る事ができる様になると、それを別の魔法に転換する練習をした。また、ヌコサは、霊視の再現をしてみたりもした。






そして、“闇の転換”を完全に無口頭でできる様になった頃には、ヌコサの魔力は、白里の魔力を上回る様になった。





 しかし、ヌコサはどっぷりと闇に染まったわけでは無い。ヌコサの真の好みはやはり結界魔法である。ヌコサは闇属性を魔法陣を展開するために利用しているのだ。




また、闇属性は魔力の流れを探るのがとても簡単なため、魔導書に書かれた魔法図の仕組みを解析するため、結界術のレベルを上げていった。







(穂希)「白里、最近ヌコサはどんな感じなの?」



(白里)「もしかしたら僕の魔力を超えているかもしれない。」



(穂希)「へぇ〜そうなんだ。ところで、新しいインクが来たけど、一つ欲しい?」



(白里)「うん。最近はヌコサが色々書いていてインクがすぐなくなるから困っていたんだ。。」




そんな日常の中で、事件は起こるのである。



ーーーつずくーーーー

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