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ヌコサの島守  作者: 舵 登山
始章
6/75

木刀のサムライその2

前回、白里を驚愕させた木刀のサムライ班妖 流刻は、白里の紹介のもと、岬の灯台へと向かうことにした。

 岬の灯台へやって来た木刀を持つサムライ、班妖 流刻(はんよう ながとき)灯台の扉を3度たたいた。すると、


「ちょっと待ってて。」


と聞こえて来たので扉が開くのを待つことにした。


 一方その中ではヌコサが白里と電話をしていた。


木刀を持ったサムライが来ていて、その剣術がとても上手く、また霊力を使って刃を何倍にも鋭くし白里の魔法ではどうにもならないと言うような話しをしていたが、お客を待たせてはいけないと、その電話を終わらせ、お客を迎えに行った。




 ヌコサが扉を開けると、何とそこには電話で話してたナラの木の木刀を持ったサムライが立っているではないか。


ヌコサは流刻がこの島を一望できる場所を求めてここへやって来たのだと思い、流刻を灯台のレンズが回転する場所へと連れて行き、島の一望と広がる地平線を見せた。


 絶景を見た流刻は、


「ところでそなたは、何をしておるのか。」


と、聞いて来たので、ヌコサは、


「ここの守り人とか。」


と答えた。しかし流刻は、


「白里殿からここに面白い者がおると聞いてやって来たのだが、、、。」


と、戸惑いながら言っていたので、ヌコサはあの馬鹿者が余計な口を聞きやがったと思いながら、


「どうやらその面白い人間というのは私の様だね。」


と言った。


こやつのどこが面白いのだろうかと思っているであろう流刻にヌコサは、


「私はこの後仕事があるから、夜の七時に岬の見える場所にある砂浜で待ってて。そこで私と勝負をして欲しいんだ。」


と言ったので流刻は、


「うむ、望むところだ。」


と言い流刻は戦いの決意をした。ヌコサはただの人間では無い予感がし、いい勝負になると期待が沸いていた。

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