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ヌコサの島守  作者: 舵 登山
始章
56/75

夜に舞う不死鳥  その10

 ヌコサたちは神社にたどり着くと、牛の言うことは正しかったようで、そこには夜雁鳥がいた。




「やっと見つけられたか。」


夜雁鳥がそう話すと、ヌコサが、




「これは参ったよ。あなたは霊気の使い手かしら。」


と、問いかけた。




「まあ不死とだからこういうものを持ち合わせているわけだ。」


と、答えた。




そして、夜雁鳥は、


「さて、今日はいっぱい遊んだことだし、そろそろ別れの時がやってくる頃合いだろう。」


と言って、その大きな羽を広げた。




「そうか、夜の鳥だから、帰らなくちゃいけないんだね。」


白里が、そう言うと、夜雁鳥は、軽くうなずいた。




女神は、笛を持ってきて、見送りの曲を奏で始めた。




すると、不死鳥は夜明けの空に高く飛び立ち、美しい飛行を見せながら、何処かへ飛んで行った。




「ふふf、4人とも一晩中遊んでいたわよ。」


女神がそう話したが。




「あ、そういえば女神さんも見てたんだ。」


ヌコサが話しかけた。



「綺麗でしたね。」


臼井うすい 秋菜あきなはそう話しかけた。




「さてさて、今日も神社開業よ。」


女神がそう話したあと、ヌコサと白里は朝の仕事をするために神社を後にした。

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