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夜に舞う不死鳥 その10
ヌコサたちは神社にたどり着くと、牛の言うことは正しかったようで、そこには夜雁鳥がいた。
「やっと見つけられたか。」
夜雁鳥がそう話すと、ヌコサが、
「これは参ったよ。あなたは霊気の使い手かしら。」
と、問いかけた。
「まあ不死とだからこういうものを持ち合わせているわけだ。」
と、答えた。
そして、夜雁鳥は、
「さて、今日はいっぱい遊んだことだし、そろそろ別れの時がやってくる頃合いだろう。」
と言って、その大きな羽を広げた。
「そうか、夜の鳥だから、帰らなくちゃいけないんだね。」
白里が、そう言うと、夜雁鳥は、軽くうなずいた。
女神は、笛を持ってきて、見送りの曲を奏で始めた。
すると、不死鳥は夜明けの空に高く飛び立ち、美しい飛行を見せながら、何処かへ飛んで行った。
「ふふf、4人とも一晩中遊んでいたわよ。」
女神がそう話したが。
「あ、そういえば女神さんも見てたんだ。」
ヌコサが話しかけた。
「綺麗でしたね。」
臼井 秋菜はそう話しかけた。
「さてさて、今日も神社開業よ。」
女神がそう話したあと、ヌコサと白里は朝の仕事をするために神社を後にした。




