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夜に舞う不死鳥 その6
夜雁鳥は、島のどこかへと隠れた。
しかし、結界魔術師のヌコサは、夜雁鳥の特徴を知っている。
魔力探知結界で魔力と霊力が7:3の鳥を探せばいいのだから。
「ええっと、灯台のてっぺんにいるわね。」
ヌコサはそう呟いた。
しかし、赤木穂希がこう反論する。
「でも、そこには夜雁鳥はいないわよ。」
でも、おかしい。魔力探知結界内では、誰も移動していないからである。
ヌコははそんなことを考えていた。
だが、ヌコサは感づいた。
「夜雁町は、西の磯にいる。」
先ほどまで灯台のてっぺんにあった魔力と霊力が7:3の鳥の反応が、なぜだか西の磯から出ているのだ。
「ちよっと待って。そこに行くにはかなり歩かないといけないよ。」
魔法使いの白里は、こう反応した。
「白里君、今はそんな事を言ってないで、探しにいきましょ。」
臼井 秋菜は白里に語りかける。
「うん、そうだね。」
白里が、そう返事をすると、
「よし、西の磯に向かおう。」
と、赤木 穂希が声をあげた。




