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ヌコサの島守  作者: 舵 登山
始章
49/75

夜空に舞う不死鳥  その3

「午後8時まで後58秒。」


ヌコサは秒読みを始める。



「不死鳥、さん。きっと来てくれるだろうな。」


魔法使いの白里が、つぶやく。



「27秒。」



「さあて、今日は面白い夜になりそうね。」


巫女の赤木あかぎ 穂希ほまれもつぶやいた。



「15。」



「さあ、唱える時がやってきますよ。」


そして、臼井うすい 秋菜あきなも呟いた。



「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、せえの、」


ヌコサの掛け声と共に、4人が一斉に口を開いた。



来よ鳥(コヨトリ) 夜雁(ヨルカリ)の 不死鳥(シナズトリ)

 月夜の照らす(ツキヨノテラス) 島に羽ばたけ(シマニハバタケ)



ヌコサたちは、不死鳥を呼ぶ呪文を唱えた。


「飛んでくる。魔力と霊力が7:3の鳥が…。」



ヌコサがそうつぶやくと、遠くから、1羽の鳥が飛んできた。

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