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夜空に舞う不死鳥 その3
「午後8時まで後58秒。」
ヌコサは秒読みを始める。
「不死鳥、さん。きっと来てくれるだろうな。」
魔法使いの白里が、つぶやく。
「27秒。」
「さあて、今日は面白い夜になりそうね。」
巫女の赤木 穂希もつぶやいた。
「15。」
「さあ、唱える時がやってきますよ。」
そして、臼井 秋菜も呟いた。
「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、せえの、」
ヌコサの掛け声と共に、4人が一斉に口を開いた。
「来よ鳥 夜雁の 不死鳥
月夜の照らす 島に羽ばたけ」
ヌコサたちは、不死鳥を呼ぶ呪文を唱えた。
「飛んでくる。魔力と霊力が7:3の鳥が…。」
ヌコサがそうつぶやくと、遠くから、1羽の鳥が飛んできた。




