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灯台守のヌコサ
職業は結界魔術師と書いている。
しかし、実際それだけでは生活できないいため、ヌコは灯台守の仕事も合わせてやっている。
灯台は島の岬の先端にあり街からはあまり離れていない。
太陽がだんだんと西の海へ向かおうとした頃、ヌコサは灯台の上に登り明かりのレンズを磨いていた。
それから時は流れ、黄昏の光がだんだんと淡くなり、雲に反射し何とも言えない雰囲気が漂う。
ヌコサは電球のスイッチを入れ、レンズを回転させる。
灯台から見えるハロゲンランプの優しい光は夜の訪れを告げる。
太陽が西の海へ沈み空が闇で覆われると、その光は闇に向かって一直線に光を放ち、消えていく。
灯台の窓からは、これから海に出る漁船や島のそばを通り過ぎて行くタンカー船やコンテナ船などが、様々な光を放ちながら進んでいくのが見える。
今日は特に気にかけることは無いため、管理室の布団に入り眠りについた。
翌朝早くヌコサは眠りから目覚め、灯台の光を止めて、今日の一日が始まった。




