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愛猫の神隠し その1
鍛冶屋の六介は、いつも鍛冶屋にやってくる白猫を可愛がっていた。
しかしある時、その猫が来なくなってしまった。
六介は心配しながら道を歩いて白猫を探してみたが、やっぱり見つからない。
そこへ、ヌコサがやってきて、何をしているのか尋ねた。
「いつも鍛冶屋に来ている猫が来なくなって、心配だから探しているんだ。」
六介は答えた。
「猫ねぇ。」
ヌコサが呟くと、そこに魔法使いの白里がやって来た。
二人は、猫の件について白里に離した。
「じゃあ、猫に聞いてみようか?」
白里はそう言うと、通りすがりの野良猫に、
「やあ、いつも鍛冶屋に通っている猫がどこにいるか知ってる?」
と、尋ねてみた。
しかし、答えは、ノーだった。
「うーむ、これは厄介なことになるぞ。」
白里は、そう嘆いた。




