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ヌコサの島守  作者: 舵 登山
始章
31/75

少女は時を止め…  その1

 島に船がやってきた。


 その船に、栄田 美穂路(さかえだ みほろ)と言う少女が乗っているのだが、蓋を開けた栄養ドリンクが入っている様なビンをヒモで繋ぎ、首にぶら下げている。




 船が到着した。


人々が島に上陸し始めた。美穂路は何故か誰よりも早く、カクカクと不自然な動き方で、どんどん島を進む。


その姿はまるで連続写真を見ているかの様だ。





 魔法使いの白里が、その様子を見て、


「(あの子、誰よりも早く動いている。そうゆうときは大体魔法が関わっている。よし、話しかけてみるか!)」


と思い、美穂路に近づいてみようとした。



しかし、何故か全然美穂路との距離が縮まらない。


そうこうしているうちに、美穂路は白里の視界から消えてしまった。


と、思っていたら、白里の後ろから、


「あなた、ずいぶん私を気にしている様ですが、何かご用ですか?」



と、美穂路の声が聞こえてきた。


「えっ!」



白里はおどろいた。


そして美穂路は急に白里の前に現れて、


「私は栄田 美穂路(さかえだ みほろ)。時の魔法使いよ。」



と、白里に言ってきた。


「僕は白里 霧島。魔法使いさ。ところで、君が首かけているそのビンはなんなの?」


白里は、美穂路に問いかけた。


すると美穂路は、


「これは時の泉。時の泉の蓋は常に空いているけれど、蓋を閉めれば…。」



と言い、ビンに蓋を閉めた。


すると、時が止まり、美穂路以外誰も動かなくなていた。


その時、白里の腕時計の針は、軸を引かずに止まっていた。昼にゼンマイを巻いたばかりなのに。


美穂路は今いる位置から数歩歩き、ビンの蓋を開けた。


すると時は再び動き出し、白里はやっと美穂路の立ち位置が変わったことに気づいた。


「時が止まり、私だけが動いている世界になるわけ。」



美穂路はそう説明した。


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