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ヌコサの島守  作者: 舵 登山
始章
2/75

島の朝

 島の夜もそろそろ明け島の住人たちは一人、また一人と目を覚ます。


 ある者は畑に行って野菜の様子を見に行く。またある者は海に魚を釣りに海へ行く。


朝ごはんを食べる前にやるべきことがそれぞれにあるのだ。


 朝日が昇る頃には、結界魔術師のヌコサが浜辺に現れる。潮風は実に清々しく今日も一日やっていけそうだ。


 その様に感じていたら、魔法使いの白里がほうきに乗ってやって来た。白里は、


 「今日のヌコサ運勢は、どうなんだい?」


と 聞いて来たので、ヌコサはこう答えた。


「今週は本島は安定指定いるものの、大陸では乱気が発生している。故に一番人気が大敗し、大金が失われたと今日の一面に書いてあった。しかし、紙面を読み進めると、今まで連敗していた馬が一度限りの勝利を手にしたとも書いていた。だがこれは大陸の出来事である。私が感じたのは交通安全に注意したほうがいいということだね。」


と答えた。それを聞いた白里は、


「つまり魔法の力で空を飛べば誰ともぶつからずにひとっととびだな‼︎」


と言ってほうきにまたがり、高速で空を飛び始めた。


そしてすぐ、浜鳥と激突し地面に落ちた。




 ヌコサはっこう案ずる。


「今日も島を守りし結界に悪い物が入ってくる気配がしないから、平和な日常がやってくるんじゃないのかな」


・・・・・・そうして島の一日は始まるのだ。

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