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紅翼鳥物語 その5
紅翼鳥は、広き世界のことを話していた。
ヌコサが紅翼鳥に質問する。
「旅では、どんな魔物にであった?」
「ゴースト、大鷲、首なしとか。魔物は俺を襲ってくるんだ、鶏肉はうまいって言うし。」
紅翼鳥も、楽に旅をしている訳では無いのだ。
「ああ、唐辛子は美味し。飯を食ったのは何日ぶりか。さて、食った食った。今日はここで寝るとするか。」
紅翼鳥は、そう言うといびきをかきながら眠りについた。
「魔物に襲われて海に落とされたのか。」
ヌコサはそう考えた。
「それじゃあここで面倒を見るか。」
そうして、灯台で紅翼鳥の看病をすることになった。
数日後、紅翼鳥の羽の骨折は治ったようだ。しかし、
「やべぇ、飛び方忘れた。」
どうやら、ヌコサと紅翼鳥との関わりはもう少し長くなりそうだ。
紅翼鳥は、はねを休めているうちに空の飛び方を忘れてしまった。
次回『ヌコサの島守』
「紅翼鳥物語 その6」
随時更新!お楽しみに!




