いずれ勇者になるであろう二人 その3
前回、狗巻 努と麦坂 忽房は、ヌコサに誘われて山を降りた。
ヌコサに誘われて山を降りた勇者の狗巻 努と麦坂 忽房は、海沿いの街を歩き岬の灯台へやって来た。
ヌコサはそのまま灯台の中に入るが、勇者御一行は景色を見るのが目的なため、ただ海を眺めた。
太陽はだんだんと海に沈み、たそがれの空はだんだんと闇に包まれてゆく。するとヌコサが、灯台の窓から、
「おーい、明かりつけるよー。」
と、言った。
努と忽房は、灯台を見つめる。ヌコサは、電球のレバーを倒し明かりをつけ、さらにレンズのレバーを倒して灯台の大きなレンズをかいてんさせた。
努と忽房は闇を貫くその光に見惚れていた。
すると、ヌコサは灯台から出て来た。2本の木刀を持って。
「この木刀振ってみて。」
ヌコサは努に木刀を一本渡した。努が木刀を振ると、風切り音がした。
「今度はわたしに向かって振ってみて。」
ヌコサはその様に言って受け身を構えた。
努は、
「ヤー。」
と、刀をヌコサの木刀に向けて、振り落とす
しかし、勇者の力を舐めてはいけない。努の木刀は、ヌコサの木刀をぱかんと折ってヌコサの頭に向かった。
ヌコサの木刀を折った努。ヌコサはこの木刀を避けられるか?もしくは…
次回『ヌコサの島守』
「いずれ勇者になるであろう二人 その4」
お楽しみに




