072:初めての依頼2
(アヤ、起きろ)
腕の中でクロちゃんがもぞもぞ動く
「ん、」
(声を立てるな、念話だ)
(どうしたの?)
思ったとたん、気配察知に反応がある、人?
(気づいたか?熟睡し過ぎだぞ?)
(うん、ごめん、つい木漏れ日が気持ちよくて)
(来るとき見た盗賊たちか?)
鑑定する
(うん、そうみたい、向こうも気づいてる?)
(そうだな、囲むように移動してきてるからな)
(アヤは、殺せるか?覚悟はあるか?)
(・・・・・・うん)
(そうか、いいんだな?)
(うん!)
ローブの中でアイテムボックスから破魔の弓を取り出す。
動揺するのは解っている、魔法はまだ自信が無い、1番使ってきた弓でやる
一緒に居たい、その覚悟はある、それだけでいい
立ち上がる、
「!」
いきなり立ち上がったので、少し驚いている
「よう、嬢ちゃん迷子かい?」
後ろから2人近づいてくる、
(我は右後ろのを殺る、アヤは左を殺れ)
弓に魔力を通す、気配察知で位置は判る、目の前の男を見つつ
ローブから弓を出し左後ろに撃つ、クロちゃんの重みがなくなる
左後ろの男の胴に2発当たる、崩れる落ちる頭にもう2発撃つ
右後ろの男は首が無い、既にクロちゃんは他の隠れている男達に向かっている
「な!、、このアマ!」
前方の男が叫ぶ、こちらから見えなかった手にナイフが握られていた
振りかぶりながらこちらに来る、撃つ、胸と頭に1発づつ
人型の場合は1番当たりやすい胴にまず1発、ほとんどの生き物の弱点である頭に1発
2発で1セットとして撃つようにいわれた
「大丈夫か?」
「うん」
あまり動揺は無かった、麻痺しているのかな?
「アヤ、死体はアイテムボックスにしまうのだ!貴重な生贄なのだ!」
「え?生贄?え?やだ、さわりたくない」
「我が儘をいうな!早くするんだ!」
クロちゃん心配してくれてたんじゃないの?いきなり通常運転にもどるの?
ありがとう
「アヤ、迷宮に行くぞ!」
「うん、お昼はどうするの?」
「うむ、迷宮のそばに丁度いい場所があるのだ、主といつもそこで食べてたのだ」
「うん、わかったいこう」
お昼は、フィッシュサンド、お魚はお肉より少し値段が高い
高級品というわけではなくて需要が少なく作っているところが少ないから
冒険者の人に言わせると魚なんかじゃ力が出ないということみたい
「アヤ、肉串もくれくれ」
てしてししてくる、アイテムボックスから肉串を出しお皿に串を抜いて出す
(・・・・・)
ん、あれ?、念話?
「クロちゃん?」
(もぐもぐ我じゃないぞ、もぐもぐ主じゃないかこれ?むぐむぐ)
集中する
(聞こえるか?)
(あ、はい、どこですか?)
(もぐもぐもぐもぐ)
(隣の国だな、この距離で念話出来るか試してみた)
(最初は、聞こえ辛かったですけど集中したら聞こえるようになりました)
(もぐもぐもぐもぐもぐもぐ)
(そか、俺はまだしばらくこっちに居るから今日は宿で合流かな)
(はい)
(もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ)
(うるさい、クロお前少し黙れ!!)
(そっちは、問題ないか?)
(はい、大丈夫です)
(むぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐ)
(・・・じゃ、宿でな)
(ふふふ、我の勝ちだな!)
「何の勝負してたの?」
「秘密だ!」
(隠密で今入る冒険者に付いていこう)
(うん)
(この冒険者達は強いのか?)
鑑定をしてみる、クスノキさんやクロちゃんしか見てないから基準が判らない
(強さの基準がわからないよ、さっきの盗賊と比べてでいい?)
(うむ、いや、今戦闘始めたあの殺人ウサギと比べてどうだ?)
(HPは冒険者が凄く多くて、ステータスはちょっと強いくらいかな)
(殺人ウサギの最大の数値はDEXとかが50だったから60とかくらいか?)
(うん、80の人も居るよ?)
(ランクCが60でBが100位だから、ランクCのベテラン冒険者というところか)
(ボス部屋入るみたいだな、アヤにクリティカル取らせたいからその辺の小部屋入るか?)
(うん、いいよ)
小部屋に入ると、ウサギがいる
「キュキュ」
「クロちゃん、可愛いね!」
「いや、可愛くないぞ?襲ってくるぞ?」
突撃だ!びっくりした、痛い!後ろから噛まれた!
「キュー」
可愛くない!
クリティカル取得!
突撃取得!
「これで、おそろいだな!」
「うん!」
「宝箱は、出ないみたいだな残念、アヤさっきの盗賊を捧げるのだ」
「う、うん」
「冒険者さん達出てきたみたい」
「うむ?帰るのか?」
「みたい?」
「じゃあ我等は2階に進むか、アヤここに転移の設定できるか?」
「転移魔法私まだ使えないよ」
「むうう、駄目駄目だなアヤは!」
「えー」
2Fボス部屋前
「ここのボスはゴブリンロードなの?」
「うむ、アヤだけでやってみるといいぞ?我が倒しても無駄みたいだからな」
「なんで?」
「主と離れ過ぎているからだろう、盗賊倒したときも主のSP増えなかったしな」
「そうなんだ、ごめんね私に付き合わせちゃって」
「主もあっちで迷宮潜っているみたいだから別に問題ない」
「え?そんなことも解るの?」
「HPとMPが増えたからな、70F辺りまで潜っているんじゃないか」
「70F!凄いね、1人で?」
「うむ、主は無敵だからな!」
クロちゃんドヤ顔だ、可愛い
ゴブリンロードは、あっけなく倒せた
「じゃあアヤ、3「もどろうね?」か、い、むううう!」
てしてし、駄目だよクスノキさん居ないし危険は冒さない
その後はクロちゃんに肉串をあげつつ2階の部屋をくまなく周ってSPとスキルを集めた
取得したSPで空間魔法のレベルを上げて、残りはDEXとAGIに振った
どちらかが1000超えると弓術が魔弓術になるかも、といわれていたから
両方1000になった時点で魔弓術にすることが出来た
今日、クスノキさんとクロちゃんと同じベッドで寝た
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名前:クスノキ サトル
種族:人族 性別:男 年齢:25
職業:英雄
HP:3500/3500 MP:3500/3500
STR:2600 DEX:2600 AGI:2600 INT:2600
SP :60
スキル:(特殊)言語翻訳、アイテムボックス
(武技)魔剣術5、魔槍術4、魔弓術5
(技) 解析、幻影、スキル強奪5、魔体術5、連続魔法
(魔法)氷(水)魔法5、雷(風)魔法5、光魔法5、闇魔法5
暗黒魔法4、空間魔法5、召喚魔法5(死霊)
(魔物)威圧、変幻
(自動)再生5、気配察知5、統率5
(生産)錬金5
装備:ウサギの尻尾
死の指輪
童子切+8
死のローブ+6
防御のベスト+6
玄武の籠手
お金:金貨11200枚
使い魔:クロ
スキル:(武技)魔闘術5
(技) 強化5、時間魔法
(魔法)炎魔法5、鉄魔法5
(魔物)クリティカル、吸精、突撃、叫び、擬態
攻撃力強化、防御力強化、吸命
ブレス(炎、氷、雷、毒、石化)
(自動)状態異常耐性5、魔法耐性5
装備:ウサギの尻尾
名前:クチキ アヤ
種族:人族 性別:女 年齢:18
職業:勇者
HP:1600/1600 MP:1600/1600
STR:600 DEX:1000(400up) AGI:1000(400up) INT:600
SP :0
スキル:(特殊)言語翻訳、アイテムボックス
(武技)剣術3(new)、槍術4(2up)、格闘術3(new)、魔弓術1(new)
(技) 索敵4、隠密4、鑑定4、偽装4、肉体強化3
魔力強化4(1up)、スキル強奪5(1up)
(魔法)火魔法4(1up)、氷魔法3(1up)、風魔法4(1up)、土魔法4(1up)
光魔法5、闇魔法3、空間魔法4(3up)
(魔物)クリティカル(new)、突撃(new)
攻撃力強化、防御力強化、ブレス(炎)
(自動)気配察知4(1up)、再生1(new)
魔力操作5、体術4(1up)
毒耐性3、火耐性3
(生産)錬金3
装備:ウサギの尻尾
毒の指輪
破魔の弓+5
聖なるローブ+5
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(うるさい、クロお前少し黙れ!!)
何となく混ぜてみた
読み直してたら
今日、クスノキさんとクロちゃんと同じベッドで寝た
この一行を足してもいいかなと思い足した、
一応、麻痺してるのかな、ありがとう、むぐむぐ、・・・辺りからの一連の流れです。
イチャラブとか書けないんで掘り下げません




