066:日常アヤ2
(アヤ、寝るぞ!魔法の明かりを消すんだ)
洗い立ての体をブルブル振ってベッドに駆け込む
(ちょっとクロちゃん、ぬれた体のままで布団に潜り込まないで
ちゃんと拭くからこっち来て)
(わがままだな!)
突撃のスキルで移動し直前で着地する
(それ、使い方間違ってるよ!両方とも)
大きめのタオルで体を包み拭いていく
魔法の光を小さくし布団に入る、真っ暗は怖い
クロちゃんの目が少ない光源を映し綺麗に輝いている
頭を撫でながら聞いてみる
(クロちゃん、クスノキさんはなんで私を助けてくれたの?)
器用に片目だけ開けて応える
(なんとなく?)
(なんとなくなんだ、、)
(フフフ、何となくであの現場にいる分け無いだろうー)
頭をぐりぐりしてくる
(一緒に行動してて、迷宮で使い捨てにされてる奴隷何人も見ただろう?)
(うん、私と同じだよね!なんで助けないの?)
(面倒を見きれないからだ、主は甘いからな)
(助けないことが甘いの?)
(そうだ、アヤにはまだ判らないか!子供だな!
・・奴隷などと言う身分の時点で全てが終わっているんだ
アヤはその辺理解出来てるだろう?)
(・・・うん)
(ただでさえ主は異人なんていう狙われまくりの存在だからな!)
(主と魔道具屋で一度すれ違っただろう?)
(うん)
(あの日からアヤが、主を探してきょろきょろしてるのを何度も見ててな
変な期待を持たせてしまったかも?とか気にしていたんだ)
助けてくれるかもとか、少し思ってた。
(まあけど、助けた日はアヤ達を追いかけてたんじゃないんだけどな!
我が究極の存在になるために奴等をつけてただけなのだ!)
(アヤはあの時死にたかったのか?主が言ってたぞ、
死ぬの幸せそうだからこのまま死なせてやるのもありかも?って)
(うん、もうどうでもよくなってたから、、なんで助けてくれたの?)
(主は甘いからな、生きたいか聞いてみて決めようだってさ
聞く前にアヤが助けてって言ったんだけどな!)
(うん、カーラさんから聞いてたから、、)
(助けた本当の理由は、我が下僕として働かせる為だがな!)
クロちゃんが偉そうに、ドヤ顔を決めている。可愛い
(なあ?)
(!!!!!!!)
(!!!!!!!!!!!)
(まずさ、俺に内緒の話とかしたいなら念話でするなよ?)
全部聞かれてた!!!!!!
(後さバカ猫適当なこといってんなよ?)
(なんだと!主の分際で生意気な!!!)
(意味不明だよ?)
(助けた理由は、
クチキさんなら勇者で異人だし役に立ちそうだから
ある程度成長したら自分で生きていけるから、これが最大の理由ね
後、変な期待させちゃったから)
(アヤ、これがツンデレというやつだ!勉強になったろう?)
!!!クロちゃんが消えた!!召喚?!にゃー!!!隣りで何かが、、
「クロちゃん、私とクスノキさん同じ時期に召喚されたんだよね?」
浮いている光の玉をペシペシしようとしているクロちゃんに聞く
「そうだな!アヤもうちょっと下にさげるんだ!」
「なんであんなに強いの?」
左右に動かしながら聞く、スキルを使おうとしてたので下にさげる
「フフフ、我等は既に魔王を2体倒しているからな!」
ドヤ顔だ、可愛い、思わず撫でてしまう
「でも魔王って1人じゃないの?」
「?、人族も王が沢山いるではないか?」
ちょこんと首を傾ける、可愛い
「そうだね、確かに」
「そうか!我が武勇伝をそんなに聞きたいか!しょうがないな!」
うん、いいけど
「まず我が必殺の爪にやられたのは、死の王だな!
こいつは苦戦したぞ!主が召喚したアンデットを強制的に配下にして
襲い掛からせたのだ!」
「いち早く気づいた我が主に指示し後ろに下がらせ、必殺の百烈爪で仕留めたのだ!
死の王は即死魔法を使ってきてな主は2度殺されてしまったのだ!」
「え?死んだの?」
「うむ、だが我がこのウサギの尻尾で蘇生してな、最後には我の指示で
死の王を討ち果たしたのだ!」
「すごいね!ウサギの尻尾って私も貰ったこれ?」
「うむ、希少なアイテムだから大事にしろよ?多分売ってないぞ」
「え?そんなに大事なもの私にくれたの?」
「当然だ!アヤは我が下僕2号だからな!」
嬉しそうに、頭をぐりぐりしてくる、撫でる
「2号なの?」
「1号は主だ!!!」
(なあ?)
「!!!!!!」
「!!!!!!!!!!!」
(念話じゃなくても、そんな大声で喋ってたら聞こえるぞ?)
(盗み聞ぎとは!卑劣な!!)
(卑劣じゃないし、勝手に聞こえるの、後、うるさい)
(クチキさん?)
(は、はい!)
(クロの言ったこと90%嘘だからね?)
(わかってます!)
「アーヤー!!」てしてしてしてし!
(クロ、嘘ばっかりついてると飯抜きね?)
(横暴だ!我は我の感じたままに話しているだけだ!)
(それが駄目なんじゃね?)
(ふん!我の言葉の真意を理解できないとは、駄目主だな!)
!!!クロちゃんが消えた!!!にゃー!!!
隣りでいったい何が起こっているんだろう?
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名前:クスノキ サトル
種族:人族 性別:男 年齢:25
職業:英雄
HP:3200/3200 MP:3200/3200
STR:2500 DEX:2500 AGI:2500 INT:2500
SP :60
スキル:(特殊)言語翻訳、アイテムボックス
(武技)魔剣術5、魔槍術4、魔弓術5
(技) 解析、幻影、スキル強奪5、魔体術5、連続魔法
(魔法)氷(水)魔法5、雷(風)魔法5、光魔法5、闇魔法5
暗黒魔法4、空間魔法5、召喚魔法5(死霊)
(魔物)威圧、変幻
(自動)再生5、気配察知5、統率5
(生産)錬金5
装備:ウサギの尻尾
死の指輪
童子切+7
死のローブ+6
防御のベスト+6
お金:金貨11200枚
使い魔:クロ
スキル:(武技)魔闘術5
(技) 強化5、時間魔法
(魔法)炎魔法5、鉄魔法5
(魔物)クリティカル、吸精、突撃、叫び、擬態
攻撃力強化、防御力強化、吸命
ブレス(炎、氷、毒、石化)
(自動)状態異常耐性5、魔法耐性5
装備:ウサギの尻尾
名前:クチキ アヤ
種族:人族 性別:女 年齢:18
職業:勇者
HP:1500/1500 MP:1500/1500
STR:500 DEX:500 AGI:500 INT:500
SP :80
スキル:(特殊)言語翻訳、アイテムボックス
(武技)槍術2、弓術5
(技) 索敵3、隠密3、鑑定4、偽装3、肉体強化3
魔力強化3、スキル強奪3
(魔法)火魔法3、氷魔法1、風魔法3、土魔法3
光魔法5、闇魔法3、空間魔法1
(自動)気配察知3、生命力自動回復4、魔力自動回復5、
魔力操作5、体術3
毒耐性3、火耐性3
(生産)錬金3
装備:ウサギの尻尾
毒の指輪
破魔の弓+5
聖なるローブ+5
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クチキさんの成長記録書いてもあれなんで、
やってることはクスノキさんと同じ内容ですし
これと前の話で周回したことにしてHPMP1500にします。




