032:管理迷宮
管理迷宮は街の中心にある、
まあ、迷宮の周りに魔物が出ないのだから
そこを中心に街が広がるのも当然だ。
迷宮の入り口に建物が建っている
そこを通らないと迷宮に行けない様になっている。
建物に入るところでチェックが行われているみたいだ
「お早うございます」
言いつつギルドカードを提示する。ランクDだと確認できると
扉の中へ通してくれる、中はギルド受付の縮小版のような感じだ
冒険者達が結構多い、偽装が反応する鑑定か
それなりに有名だし、ソロということも知れ渡ってるので
まあいい、素知らぬ顔で受付にいく
「お早うございます、今度ランクDになったばかりのものですが
迷宮の地図とか魔物の情報とかって
こちらで販売とかしていたりしますか?」
「はい、ありますよ各階層毎に地図とポップする魔物の情報が
載った物が販売されています。何階のがご入用ですか?」
「えっと、迷宮って何階まであるんでしょう?」
「現在確認されている階数は20階までですね、それ以降も続いていますが
情報がありません」
へー、何階かもわからないほど深いのか
「じゃあ取り合えず1階~20階までの全部をください」
「全部ですか?金貨220枚になりますけどよろしいですか?」
「大丈夫です、じゃあこれで」
金貨220枚を渡す
「ありがとうございます、臨時でパーティーを組みたいときは右の窓口で
何か質問やトラブルがあった場合はこちらの窓口に来てください。」
「はい、わかりました、では失礼します。」
建物の入り口へ歩き出す。
(主迷宮へは行かないのか?)
(ああ、この状況でいったらいろいろ面倒だろ?)
新人冒険者ということとソロということ、いきなり金貨220枚の買い物したことで
注目の的だ、明らかに狙ってる的な視線を隠しもしない冒険者もいる。
(建物はいるときと迷宮はいるときに隠密とかないといけないのが
めんどうだなあ)
(主、私に任せてくれれば問題ないぞ?)
(すでにその発言が問題だよ?)
頬に頭をぐりぐりしてくるので、ぐりぐりしかえす。
建物から付いてくるやつがいるなあ、街中じゃあ襲えないだろ?
と、思っていたら普通に近づいてきた、ナイフ抜いてるな
脅して路地裏にでも連れ込むの?めんどくさいなあ
鑑定してみる、弱いし
いやいやなんでそれで建物の中に入れたのってくらい弱い
あそこランクD以上でしょ?
「兄ちゃ、あれ?きえた」
かまってる時間も無駄なので、近づく瞬間まで幻影を出しておいて
声をかけられた瞬間幻影を解除する
こちらは既にずっと先を歩いてる。
「んー、迷宮は明日朝早くに入るか!」
時間もあるし、肩慣らしに北門の迷宮に久しぶりに行ってみるか
今日はお忍びなので北門出るときにディドさんに見つからないように
隠密で通る。
クロは門を出たとたん走り出していった、そんなに魔物と戦いたいの?
片っ端から魔物を倒しているみたいだ、MP減るしSPが増える
共有だけあってあいつの倒した魔物もこっちで倒したことと認識されるのか
じゃあ、スキル強奪に関しての心配事も杞憂だったかな?
(クロ迷宮行くから戻って来い)
返事が無い、、狩りに夢中か?猫畜生め!
「バカ猫召喚!」
肩にクロが出現する
「主」
「なんだ?バカ猫」
爪を出してない手でペシペシしてくる、クリティカルでたら
お前も一緒に死ぬんだからね?
迷宮は一応開いているな、冒険者パーティーが何組かいる
鑑定してみるとランクC程度だ、入場はギルド員なのか?
門番見たいのがいて管理されているみたいだ
入っていく冒険者に隠密を使った状態で付いていく
(クロ俺から離れると隠密の効果なくなるから冒険者いる間は
単独行動禁止な?)
(了解した主)
冒険者達は最初の扉に入っていく、結構長く戦闘が続いた後出てくる
ぼろぼろだなあ、戻るみたいだ
「じゃあボス部屋行くか、見てるんで全力でやってみな?」
「まかせろ?」
なんで疑問系なの?
扉を開けてボス部屋に入る、殺人ウサギ2匹、角ウサギ4匹の構成だ
クロがスキルを使用する。
「大地の守り、肉体強化!」
うお、速い!、1.5倍はやばいな!
「キュゥ、キュ」
ウサギ全てが一瞬で沈んだ、角ウサギも一撃だ、うーん、いいか
宝箱と階段が出現する「アンロック」、ウサギの尻尾戴きました。
お、そうだ、魔石とウサギの尻尾を錬金で、
「よし、これ装備してみろ」
クロのサイズに錬金で変更を加えてウサギの尻尾を装備させる、保険だ
「主、似合うか?」
「おう、かっこいいぞ?」
疑問系で返してやった!足に体を擦り付けてくる、猫みたいだな!
2Fはゴブリンの王国だ、ここではスキル強奪をテストしなければな
「スキル強奪!いいぞ」
スキル強奪を発動してからクロに魔物を倒させる。
土魔法取得!
問題ないみたいだな、SPと同じで俺が倒した扱いになるのか
「じゃ、ボス部屋はいるぞ?強いやつ出てくるかもなんで油断すんなよ?」
「主と私の前に敵は存在しない、後ろに屍が存在するのみだ」
なんか凄い事言ってるんですけど?誰君?そういうのフラグだからやめてよね?
名前:ゴブリンロード
職業:主君
HP:350/350
MP:150/150
STR:170
DEX: 90
AGI: 90
INT: 90
スキル:剣術3、統率3、火魔法2、生命力回復3、魔力自動回復1
肉体強化3、火耐性1、水耐性1
ね?出たでしょ?
この前のより微妙に強いし、配下にナイトが2体いるんですけど?
「氷の守り、スキル強奪、睡眠!」
「大地の守り、肉体強化!」
寝た、レジストしたのはロードとナイト1匹
(ロードからな!正面から行け!つく寸前に暗闇唱える)
(了解した!)
クロが突っ込んでいく
「暗闇発動!」
敵との丁度中間辺りから暗闇が広がっていく、見失ったみたいだな
闇夜のカラスならぬ暗闇の黒猫だな
「ガッ!」
剣術取得!
統率取得!
水耐性取得!
ロード一撃で倒したのか、「スキル強奪!」次のに備えて発動する。
「ゲガ」
槍術取得!
生命力回復取得!
肉体強化取得!
ナイトも終りで、後は寝てるの1匹づつ料理するだけという
危なげないなあ、闇魔法地味にいいな!
「主、主、聞いてくれ!攻撃するときにな、
こう爪が当たる瞬間をずらす事でクリティカル発動率がな、、」
さっきからうるさい、
頭をぐりぐりしてくる、よほど興奮しているんだな
両手でわしゃわしゃとしてやる。「アンロック!」
守りの剣+1、剣に守りが付いたってどうするんだ?
ナイト用か?
隠密を発動し転移魔法陣に乗る、夕方まで周るかな
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名前:クスノキ サトル
種族:人族
性別:男
年齢:25
職業:強奪者
HP:800/800
MP:800/800
STR:400
DEX:400
AGI:400
INT:400
SP :75
スキル:言語翻訳
剣術5、槍術3、格闘術3、弓術1、肉体強化5、統率1
解析、幻影、気配察知5、アイテムボックス、スキル強奪4
火魔法4、氷魔法2、雷魔法3、土魔法4、光魔法5、闇魔法4、空間魔法4
召喚魔法1(死霊)
再生3、魔力操作5
クリティカル、HP吸収、突撃、叫び
状態異常耐性1、火耐性1、水耐性1
錬金2
お金:金貨600枚
使い魔:クロ
管理迷宮潜ってないですね、すみません




