030:ランクアップ2
食料備蓄が底を付いてるので露店で色々と買いながらギルドに向かう
串焼きとか美味しそうなので夕食食べたばかりだが
つまみながら歩いていく、
(主)
喋る猫はおかしいので、人がいるところでは基本念話だ
(なに?)
(感覚は共有されているといったが、味覚は共有されていないのだ)
(ふーん)
(主、感覚は共有されているといったが、味覚は共有されていないのだ?)
(なんで疑問形になるのさ?)
(くれ)
(直球だな!)
食べやすいように串の端まで肉を移動させて肩にいるクロの前に差し出す
小さい口を目いっぱいあけて食べようとしたところで、ひょいと離す
(主)
(はいはい)
今度は普通に食べさせる、おい!肩に肉置くなよ!
(おまえ一口で食べれないなら言えよ小さくちぎってやるからー
肩に肉汁付いたじゃないかよ!)
(主、小さいことは気にするな)
気にするわ!!!!
「こんばんはユインさんお久しぶりです。」
「クスノキさん、お久しぶりです、心配したんですよ?」
なぜか知らないが一月以上時間が消えていたことが波乱を呼んでいる
北門に聞きにきたギルド員ってユインさんだったりするのかな?
「すいません、ちょっと色々ふらふらしてたらこんなに掛かっちゃいました」
さっきから鑑定と視線がうるさいので、クロを生贄にささげる
「にゃー(主!卑劣な!)」「きゃーかわいい!」
女性職員にいいように扱われている、ざまあ!!
ちょっと羨ましいけどね!
「えっと、これ、レイスの魔石です。」
「はい、じゃあ鑑定しますね、問題ないです、ギルドカードお願いします。」
ギルドカードを渡す。
「では、お返しします、ランクDおめでとうございます!」
「ありがとうございます。」
「ランクDからは、ギルドが管理している迷宮に入ることが出来ます
何度か説明したと思いますが管理迷宮といっても迷宮内部に関しては
冒険者の自己責任になります、迷宮外で殺された死体は傷口や魔力残滓等で
魔物に殺されたか冒険者に殺されたか、
魔力で冒険者の誰かまで判明しますが
迷宮では死体自体が残らないので、たとえ冒険者に殺されたとしても
殺されたこと自体が判明しません」
「残念なことですが、魔物を狩るより冒険者を狩ることの楽さに
道を踏み外す冒険者も少なくありません
迷宮に入るときにはこの点を十分注意して
パーティーを組んで入ってくださいね?」
なんかいきなり結論に飛んだぞ?笑顔が怖いぞ?
心配してくれてるのは有難いんだけどね
「はい、考えておきます。」
話にひと段落着いたところで
ユインさんが鑑定してくる、さっき鑑定されたとき驚いてたけど
まあ偽装後のスキルを少し更新したので、
「魔法使えるようになったんですね?」
「ええ、魔道具屋のおばあさんに手ほどきを受けまして
がんばってみたところ、使えるようになりました。」
カーレラばあさんを利用させてもらう、既に彼女には色々ばれているので
有効活用だ、今後もソロしていく上で剣術だけでは弱いからね
「カーレラさんにですか、才能があったんですね」
「ええ、戦い方の幅が広がったので少し色々試してみようと思ってます」
ソロでね!
「剣術も魔法も使えると色々なパーティーから誘いが来ますね!!」
おおう、そっちに持ってくか!
「はい、考えておきます。」
さっきと同じ言葉で返事をしてみる。にっこり笑ってる!助けてクロ!
(ざまあ!)
(おま!飯抜きね!)
(主、夕食はもう済んだぞ?)
四面楚歌!
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名前:クスノキ サトル
種族:人族
性別:男
年齢:25
職業:強奪者
HP:800/800
MP:800/800
STR:400
DEX:400
AGI:400
INT:400
SP :75
スキル:言語翻訳
剣術5、槍術2、格闘術2、弓術1、肉体強化5
解析、幻影、気配察知5、アイテムボックス、スキル強奪4
火魔法4、氷魔法1、雷魔法3、土魔法4、光魔法5、闇魔法4、空間魔法4
召喚魔法1(死霊)
再生2、魔力操作5
クリティカル、HP吸収、突撃、叫び
状態異常耐性1、火耐性1
錬金2
お金:金貨600枚
使い魔:クロ
次はスキル設定とか、短め




