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私の前世の記憶と今の私

スイマセンm(__)m学校の行事が重なり書く時間をとることが出来ませんでした。

今も試験勉強をやりながら、休憩の間を使って書かせていただいたものです。

本当に御待たせしてしまって申し訳御座いません。

テストが終わり一段落したら、また書いていこうと思います。


これからもこの作品をよろしくお願い致しますm(__)m

私は一人の男に向かって走っていく。

周りはバレンタインデーで浮かれている人がたくさんいて恋人と歩いていて、とても邪魔だったけど私は追いつくことができた。そして、私は抱き付き

────────────────────刺した。

私の手には刺した時の感触が

そのひとは私の顔を見た。

見てくれた!やっと見てくれた!!私の幼馴染みにして私の初恋の人。一時は二人の仲は壊れてしまったけど、私の一番愛している人、黒夜くろや

くろ君の瞳は焦点が合い私の事を確認した。


「私に振り向いてくれないくろ君がいけないんだからね?」








私とくろ君は幼い頃からの幼馴染みだった。何時も泣いてばかりだった私をくろ君は泣き止むまで一緒にいてくれた。


小学校へと上がっても私はくろ君とばかり遊んでいた。だけど、お母さんが黒夜君とばかり遊ばないで、他の子とも遊びなさい、って言ったから私は、他の子達とも遊んだ。

本当は、くろ君だけでよかったのだけど。


どんどん学年が上がっていき、ついに小学校を卒業して、そして私たちは中学生になった。その頃から私は告白されることが多くなってきた。自分で言うのもなんだけど、私は外見がとてもいい。胸も中学生になったばかりでもCぐらいは合った。そのせいで男の人からの視線が嫌らしいものになった。

くろ君は世間では普通と言われるような外見だけれども、私にとっては、白馬の王子さまだった。

中学二年生の時から私はくろ君を見ると胸が締め付けられる痛みを感じ始めた。私がお母さんにそれを言うと、「それは恋だよ、由奈。」って教えてくれた。私はそこで初めてそれが恋だと知った。そしてくろ君を見るたびにそれは大きくなって押さえきれないものになっていった。


そして中学を卒業した。私たちは一緒の高校に行くことが決まっているから、はしゃいだりした。

高校に入ると、くろ君はバイトをし始めた。そして高校に入り、ちょっとたった頃に私はくろ君から告白された。最初は何を言ってるか分からず、唖然としていたけどその言葉の意味をだんだんと理解し始めていって、私は嬉しくて言葉がでなかった。だから私はくろ君に抱き付くいて、泣いた。その日から私とくろ君は恋人になった。


くろ君は相変わらずバイトを続けていた。しかも更に掛け持ちをしていた。それでもくろ君は私との時間を大切にしてくれた。デートの時は私が来る一時間以上前から待っていてくれたりと。


高校を卒業し、大学も同じところに進んだ。

するとくろ君は更にバイトの掛け持ちをするようになった。深夜のバイトだ。だから何時も眠そうだった。

そこで私は疑問に思ってしまった。何で、くろ君はこんなにもバイトをやっているのだろうかと。

私以外に好きな人ができて、その人とのためにお金を稼いでるのではないかと。

一度くろ君のあとを着けていったことがある。すると女の人と会っていた。

私はその時確信した。くろ君はもう私のことが好きじゃないんだと。そんなときだった。くろ君の親友が近付いて来たのは。


何度も何度も私のところに来て口説かれていく内に引かれていった。

そして、私はくろ君の親友のあつし君と付き合い始めた。

そして12月15日に私はくろ君を振った。そして、私が帰ろうとしたら、くろ君が未練がましく私に


「どう言うことなんだ?冗談だろ?」


「冗談だって言ってくれ!!」


と言ってきた。だから私はくろ君に向かって


「二度と私に話しかけてこないで。じゃあね」


って言って、くろ君から離れた。

次の日、私は敦君とイチャイチャしながら大学へと向かった。その私たちの姿を見たらしく、くろ君は顔を下に向けていた。


そしてその日からくろ君の悪い噂が流れ始めた。何故なら、くろ君が彼氏がいるのに私に言ってくるからだ。そしてくろ君は一人なっていた。

私は敦君と更にイチャイチャした。それから一年ぐらい経った時に、私にあることを知った。くろ君が必死に頑張っていた理由を知った。


それはくろ君が体を壊すかもしれないのに無茶をしてバイトをしていた理由を。

たまたま、くろ君の家に私の家からの贈り物を届けた時にくろ君のお母さんが教えてくれた。

くろ君は私との結婚のために必死に働いていたらしい。そしてそのバイト代をほとんど貯めていたらしい。どのくらい貯まっているのかと気になって私はくろ君のお母さんに聞いてみた。そうすると大体の金額を教えてくれた。800万以上貯まっていると教えてもらった。


「黒夜はね。由奈ちゃんのために頑張って身も心も削って必死に稼いだんだよ?高校生の時に大体8万ぐらい稼いでいたよ。しかもバイトしながら、受験勉強。どのくらい努力すればできるか分からないよね。それを黒夜はね、やってたんだよ。それほど、由奈ちゃんとの結婚を考えていたんだね。そして大学生になると、新聞配達や深夜のコンビニやらを増やしたんだよ。それで大体30万ぐらいだね。労働基準法にギリギリ引っ掛からないほどしてたね、あの子。

あの子は自分の事を省みず由奈ちゃんとの幸せのために頑張っていたんだよ。

…………言ってたよ、あの子。もうすぐ結婚ができるって。もうすぐで目標金額に到達するって。このまま大学卒業したら、プロポーズするって。プロポーズしたら、ちゃんとした職に着いて、絶対に由奈を幸せにするって。本当に幸せそうだったよ、あの子」


私はそれを聞いて驚いたし、悲しかったし、自分が許せなかったし、後悔していた。何かが足りなかった。敦君とイチャついても心が満たされることは無かった。くろ君のお母さんの話を聞いて私はようやく自分の間違えに気付けたし、やっぱりくろ君の事を愛していたんだなって感じることができた。


それから私は次の日に敦君と別れた。敦君はなにも言わなかった。そして私は敦君を見ずにくろ君の元へと向かった。くろ君は友達と話していたようだったけど私はくろ君の所へと行ってくろ君に言った。


「ごめんなさい、くろ君。私が間違ってました。もう一度私と付き合ってくださいっ」


私は頭を下げてくろ君に告白した。昔はくろ君から告白してもらったけどしてみると案外緊張することがわかった。私はくろ君が「許すよ、由奈。それでもう一度付き合おう」って言ってくれると思っていた。だけど返事は来なかった。いくら待とうとも返事は来なかった。きっとくろ君は照れてるから返事をしてくれなかったんだと思う。


遅くはないと信じて、私は何度も何度もくろ君のところへと向かった。ある時はランチの時にくろ君の席の隣に座ったり、くろ君が取っていた授業に行って、くろ君の席の隣に座ったり、くろ君の家に行ったりとした。

だけど全部駄目だった。ランチの時は、私が座った途端に席を移ってしまい、授業の時は私が話し掛けようとすると、隣にいる友達?に話してしまう。そして家の時でもくろ君はバイトに行っているか、友達の家に行っているらしい。

まともにくろ君と話せなくなっていた。私はとても泣いた。どんなにくろ君のお母さん達に協力してもらってるのに話せない。悲しいけど、やっぱり、くろ君の事を愛していたから、話し掛ける努力をした。


だけどある日、私は見てしまった。くろ君の隣に女性が居ることに。

そして、私と付き合っているときに見せていた微笑みをその女性に見せている事に。

私は気付かれないように、あとを着けた。するとくろ君とその女性は公園に入っていった。

そしてベンチに座った。そして10分ぐらい話して、キスをした。ショックだった。私ではなくて、あの女性にくろ君がキスするのが。


いつの間にか私は自分の部屋にいた。あのあとの事は全く覚えていなかった。自分がどうやって帰ったのかもさえ覚えていなかった。


それから私は、くろ君に話し掛ける頻度を増やしたり等した。それでも駄目だった。くろ君はあの女から離れてくれなかった。


「霧梨さんはブスだよ、私の方が綺麗だよ!!」


「霧梨さんはくろ君を私から奪う悪魔だ!!」


「くろ君、やっぱりやり直そうよ!!私が悪いのは分かってるけど、私にはくろ君しか居ないって気が付いたの!!だから!!」


と言っても相手にしてくれない。 だから私はくろ君の部屋のガラスからくろ君の部屋に入ったりした。でも無視されてしまう。


それが何日目、何週間目、何ヵ月と経っていきそして今日、バレンタインデー。周りには幸せそうな恋人達がたくさんいる。


今日私はくろ君を刺した。くろ君がやっと私を見てくれたとき、嬉しかった。

あの頃から変わらない顔。最近は冷たくなってきたけれど、昔はその瞳に優しさを見せてくれた目。すべてが愛しかった。でも私は………。


「ごめん、なさい‥‥‥‥裏切ってごめんなさい‥‥‥‥‥でも‥‥‥こうでもしないと‥‥‥くろくんが私の手の届かない所に‥‥行っちゃい‥‥そう‥‥だから、ごめん‥‥‥‥なさい‥‥‥‥‥私も直ぐに‥‥‥‥‥‥‥逝くから、ね?‥‥‥‥今度、一生離さないか ‥‥‥‥ら ‥‥‥‥んんっ」


そう言って私はくろ君にキスをした。昔は一杯やっていたキスだけど、一年ぶりのキスの味は鉄の味だった。当然だと思う。だって私がくろ君にナイフを突き刺してくろ君の口からも血が流れてるのだから。

私はくろ君とキスをしている間に自分の手に持つナイフを更にくろ君の心臓へと突き刺した。


ついにくろ君が倒れた。私はそれを見たあと、自分の心臓へとナイフを突き刺した。痛い。痛かった。涙が出るほどの何て言えないぐらい痛かった。だけど、こんな痛みはくろ君に無視されていたときの方が何千倍も痛かった。


そして私はくろ君の上へと重なるように倒れた。

薄れゆく意識の中、私は願った。


「もし神様がいるのなら、もう一度くろ君に恋をしたい。今度こそは間違えない。

私はくろ君と結婚式を挙げたい。幸せな家庭を築いていきたい。またくろ君の幼馴染みになりたい」


くろ君は忘れてるかもしれないけど、何度でも言うよ。

私は一生くろ君だけを愛します。絶対に貴方だけを愛します♪
















「───────っ!!」


私は起き上がる。起きると一筋の汗が私の額から顎を伝って、落ちた。いつの間にか全身汗でベトベトになっていたらしい。


「この世界に来て、この夢見るの多くなってるわね。

でも何でか知れないけど、懐かしいのよね。黒斗と雰囲気が似てるって言うか同一人物み……た…………い?」


私が疑問に思って口に出していたら、目の前に夢で見た女の人がいた。…………………《由奈》だった。


『やっと思い出したのね。貴女が思い出すまで私、貴女の中で眠ってたんだけどね。

それにしても、貴女も私と同じ失敗をするのね。でも、私とは違う』


私は《由奈》に疑問をぶつけた。………怖さを振り払って。


「貴女と違うってどう言うこと?貴方は私なの?」


《由奈》は私の疑問に答えてくれた。


『私と違うって言うのは、貴女の本当の気持ちをぶつけると、【くろ君】が答えてくれるってことかな?ああ今は【くろ君】じゃ無かったよね、ごめん。黒斗君がね答えてくれるよ。

そして第2の質問の答えだよ。

私《由奈》は、貴女の前世。つまり、私は穂香、貴女なの。わかった?』


普通は理解できない言葉だろう。だけど私には何故だか理解できたし、受け入れることができた。


「《由奈》は私なのね」


一旦言葉を切り、私は《由奈》に向かって


「ヨロシクね、《由奈》。それじゃあ早速、黒斗に思いを告げようと思うのだけど何処にいるか知ってる?」


と言った。


『もちろんだよ、来世の私。黒斗君はね今────────ベルセルク帝国にいるよ♪」


それを聞いて私の行く道は決まった。

私は黒斗がいる道をただ歩むのみ。


「待っていてね、黒斗♪」


私は空に浮かんでいる月に向かってそう呟いた。

どんな感想も待っています。


誤字などがありましたらご指摘ください。


それでは。

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