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第2話 紬の後悔と穂香の後悔

紬side

私は今、彼氏(偽)の雷火さんと兄さん、穂香さんと歩いている。

何故彼氏(偽)だと言うのかは、私が兄さんに私の心配させるためだ。だけど、兄さんは全然心配してくれなかった。それはそうだ。相手は兄さんの親友なのだから。それでも私は兄さんに心配させるために頑張った。色々(生徒同士の喧嘩を止めるとか、不良たちの溜まり場に行って喧嘩売るとか、ヤクザに喧嘩売るとか等)な危ないところへと行ったりした。だけど、全部ダメだった。私は悲しかった。

ここで少し昔話をしよう。ある兄弟の。


ある日、一人の兄と、一人の妹が居た。その兄弟はとても仲が良かった。兄は妹の事をいつも守っていたし、妹はその兄の守ってくれる背中が好きだった(その時の妹は兄を家族として好きだった)。友達は居なかったが、妹は兄と遊ぶのが好きだった。ある日、兄が一人の少女と知り合った。妹は兄だけでは、出来なかった遊びが出来るようになり、とても喜んだ。だけど、幸せは長くは続かなかった。

二人の両親が離婚することになってしたったからだ。この事を知っていたのは、兄だけだけで妹は知らなかった。そして両親はどちらか一人連れていくことになった。母親は妹を、父親は兄の事を。そして、最後の日に兄は仲良くなっていた少女に告白した。少女に対して自分が居なくなることを告げずに。だけど結果はダメだった。兄はひどく傷付き、妹はその姿を見て、自分の胸が締め付けられるような痛みを感じた。だけど、考えることをしなかった。いつも一緒に居られると思っていたから。次の日妹が目を覚ますと兄が居なくなっていた。その時には妹と兄は離れ離れになった。妹は泣いたけど、ダメだった。その時漸く、気が付いた。兄の事を好きになっていたことに(その時には兄を異性として好きになっていた)。そして離れ離れになって数年間、妹は自分の事を磨いた。いつか、会った時に自分の事を好きになってもらうために。そして高校一年になった時、再会出来た。だけど、兄は妹の事を他人事のように扱っていた。その事に対して妹は何度も何度も泣いた。それでも、アタックし続けた。好きだから。兄さんの事が。

そして、父さんが死んで兄さんの事を引き取ることになった。それでも、兄さんは自分達の事を他人事のように接していた。

そして帰り道を兄さん、私、穂香さん、雷火さんと歩いていると、私たちの目の前が光り、私たちは目を瞑った。そして、目を開けると、そこには私達が知らないような世界だった。





















この世界には、魔王がいて、魔法があった。そして、私達に魔王を倒せと王様は言った。最初は嫌だったけど、雷火さんがアイコンタクトで私と穂香さんに『魔王を倒したら、黒斗が振り向いてくれるんじゃない?』と伝えてきて穂香さんは即答した。私は迷ったけど答えた。答えた後に武器が貰えるみたいで、その部屋に行った。

そして、私達は武器を選び始めた。何分か経って私は選んだ。槍を、双槍のギルティードとエルフェイトを。そして、二人に覚醒させてもらった。私は二人にこの世界の事を聞いた。ちなみに、二人は姉妹だった。

この世界は一夫多妻制で兄弟同士でも結婚が出来ることを知り、私は決心した。絶対に兄さんと結婚することを!!

そう思いながら、目を閉じた。


―――――――――――――――――――――

穂香side

私は、黒斗の事を愛している。昔、私は黒斗に告白された。その時の私は、ツンデレと言われていた。だから、断るような事を言った。次の日に私は少し素直になりやっぱり良いことを伝えようとした。だけど出来なかった。紬ちゃんが泣いていて、どうしてだろうと思い聞いた。黒斗が居なくなることを聞いて、最初は嘘だと思った。だけど、現実だった。その時になってようやく、気が付いた。黒斗が告白してきた事の意味を。泣いて、泣いて、泣きまくった。そして黒斗と再び会うときまで、私は世界が色褪せていた。黒斗と会ってからは世界が華やかになっていた。そして、黒斗に話し掛けて気が付いた。私の事を他人のように接していることに。私は黒斗の事を愛しているのに、あの時のせいで黒斗とは溝ができてしまった。だけど、絶対に振り向かせてあげるから、黒斗!!

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