表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/44

第19話 襲われる馬車とボク

俺は今、馬車の中にいる。

何故かと言うと、護衛の依頼を受けたからである。


「こらっ。女の子が俺とか言わない!!私か、ボクって言いなさい!」


そして、依頼主はオーディーナとルナだ。ちなみに、この依頼は俺が考えて、ディーナ達に実行して貰った。

ちなみにフィルナとウールは置いてきた。だって、なんか怖いんだもん。アイツらの目、獲物を見る目だったんだよ?女に襲われそうになる俺って…………………


「また、俺って言った。それとそれぐらい可愛かったんだからね!ディーナもそう思うでしょ?」


「ルナの言う通りだわ!あまりにも可愛すぎてついつい襲いそうになったわ。よく我慢したわ、私たち」


「ねぇ!!何で俺の考えていることに対してつっこんでるの!?俺、何も言ってないよね!?」


「だって黒斗が考えていることなんて分かるに決まってるじゃない。

それと、さっきも言ったけど女の子が俺とか言っちゃダメよ。わ・た・し・かボ・ク・って言わないと。そうじゃないとまたお仕置きしちゃうわよ?」


そう言ってオーディーナは、お、危ない。ボクに言ってくる。ちなみに何でボクを選んだかと言うと、そっちの方が男に近いと思ったからだ。あ~あ、早く男に戻りたい。

あっ、ちなみに、お仕置きとはくすぐりの事だ。あれは本当に危ない。あの二人のくすぐりで気を失った。それもお漏らしもしながら。あれは本当に恥ずかしかった//

と言うわけでくすぐりを食らいたくないので、私は


「わ、分かった!!これからはボクって言うから、お仕置きはしないでっ!!」


ボクが涙目で言うと、二人は


「もしまた俺って言ったら、その時は一気にヤるからね♪」


「分かりました……………」


それを言った顔はとても素晴らしい笑顔だった。目は獲物を見る目だったが。


「………………ボクって言う姿とっても可愛い!!」


「………………ディーナもそう思うでしょ?本当に可愛すぎよ、シルバーちゃん!!」


何かに見られているような気がする。気のせいだろ。


「それにしても、景色がずーーっと同じだとつまらない。

何か面白いことないかな?」


とボクが言うと、二人が苦笑いしながら


「流石にそれは無いんじゃないかな?」


と言った。

まぁ、確かに面白いことが石ころのように転がっている訳じゃないし。

そう思いながらも、サーチの魔法を使う。


みんなは、どうしてボクが魔法を使える?と思っている事だろう。

あのときの説明には少し抜けているモノがあった。それはボクの回復魔力は日によって違うと言うことだ。

今日回復した魔力の量は昨日に比べて多い。だから今ボクは魔法が使える。

まぁ、上級魔法は使えないけどな。


するとサーチの魔法にあるものが引っ掛かった。

それは、盗賊に襲われている馬車。

場所的にボクたちが居るところから遠くなかったので、ボクは三人に


「人助けに行こう!!」


と言った。


二人の美女と、一人の美少女が、口を開いて唖然とした姿って笑える。

ボクはそんなことを心のなかで思った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ