第9話 俺と力の封印
「オーディーナ、ルナ。とりあえず俺の力を封印してくれ。」
そう言った瞬間、アカリが驚いた顔をして俺に向かって言った。
「何で御主人様の力を封印するのですか?封印しなくても御主人様は制御出来るんじゃないですか?」
「制御が出来るくらいじゃ駄目なんだよ。」
「何でですか?」
俺はアカリに
「俺がキレた時力を押さえられないからな。だから、封印するんだ。
とりあえず頼むわ、二人とも。」
「分かったわ、黒斗。」
そう言ってオーディーナは一旦言葉を切った。そしてルナに向かって言う。
「それじゃあやるわよ、ルナ。準備はいい?」
「私は何時でもオッケーよ。」
「そう。じゃあ黒斗!!始めるから、こっちに立って!!」
そう言われたので俺はとりあえずオーディーナが言った場所へと立った。
「コレでいいか?」
「ありがとう。それじゃあ始めましょうか。」
そう言った瞬間俺の足元に魔方陣が浮かんだ。そして光だし、俺の事を包み込んでいく。
俺はその中で暖かい光によって守られていた。
「「我望む、汝の力を封印する事を。我思う、それが汝の為ならばと。
汝の力を封印し、汝の魔力を封印し、汝の能力を封印す。
我等星と星の神にして星を代表する者なり。汝が力を封印する者なり。」」
「我、世界の創造主なる者。」
「我、闇を照らす星の主なる者。」
「「封印せよ!! 」」
その言葉を言った瞬間俺の事を包んでいた光は目を瞑っていても眩しいと思えるほどの光だした。
数秒して段々と光が弱まっていくのを感じた俺はオーディーナとルナに
「ありがとな、二人とも。これで俺が心配することが一つ無くなったわ。
さて依頼の場所に行きますかっ!!」
アカリside
御主人様を包んでいた光が無くなった瞬間御主人様は
「ありがとな、二人とも。これで俺が心配することが一つ無くなったわ。
さて依頼の場所に行きますかっ!!」
と言ったが御主人様は場所を知っているのだろうか?この世界の住人だと分かるけど、御主人様は最近来た人。どうやって行くのだろうと思っていると御主人様が私の所へと来た。そして御主人様は
「ちょっと、ごめんな………」
「…………えっ………」
と言っている間に御主人様は私の頭を撫でた。
えっ……っええ!!!ななな何で御主人様はわわわ私の頭をななな撫でているのですか!!??意味が解りません!!でも嬉しいです!!…………ってオーディーナ姉様とルナ姉様が物凄い目で私の事を見てるよ!!怖い!!
でも、御主人様が頭を撫でるの気持ちいい。だから
「ふぇっ………ふにゃー………」
となってしまったのです。私がそれを言う度に姉様達が物凄い目で私を睨んできます。それでも御主人様は私の事を撫で続けます。
「あと少しだな………」
そんな事を御主人様が言っていたが私には届かなかった。
それから数十秒に御主人様は私の頭から手を離した。その時私は
「あっ……………」
と言ってしまった。その声を聞いた御主人様は微笑みながら私に向かって
「また今度な。」
「なら私にもしてくれるわよね?」
「アカリにだけじゃないわよね?も・ち・も・ん私たちにもしてくれるわよね?」
と御主人様が言った瞬間オーディーナ姉様とルナ姉様が御主人様に物凄い勢いで詰めよって言いました。
御主人様は顔を引き攣らせながらオーディーナ姉様とルナ姉様に
「こ、今度な。」
「絶対よ!!約束だからね!!」
「私も待っているからね!!」
御主人様が言うと間髪を容れずお姉様たちは言った。
御主人様は引き攣った顔を元に戻し、真面目な顔になって
「それじゃあ、行くか。」
と言った。私はそれに
「場所は知っているのですか、御主人様?」
御主人様は私の疑問に対して
「知っているよ。さっき、アカリの頭の中を見て場所を記憶したから。」
と答えてくれました。私は顔が赤くなっていると思います。だって、物凄く顔が熱いから。御主人様に顔を見せたくなくて顔を下に向けた。
何で顔が赤くなったのかは、御主人様に私の気持ちが伝わったと思うから。御主人様の事を愛していると言う事が。
私がそんな事を考えていると、御主人様は
「何故顔を赤くしているんだ!?………もしかして怒ってるのか?それはそうだよな……。この世界の必要な事を知るためと言っても勝手にアカリの頭の中を見ちゃったからな………。
ごめん!!最低限の情報しか見てないけど、本当にごめん!!」
私はそれを聞いて顔を上げた。そして、御主人様に
「………必要な事ってどんなことですか?」
「それはこの世界の事だな。」
とはっきりと言ってくれました。私は
「御主人様何て知らない!!!」
とそっぽを向いて御主人様から少し離れた。御主人様はそんな私を見て
「ごめん!!一回何でも言うこと聞くから!!」
私はその言葉を聞いた瞬間、私は御主人様に向かって
「わ、分かりました、許しましょう!!許すかわりに約束絶対に忘れないで下さいね!!」
許しましたとも。だって御主人様が一回だけ言うことを聞いてくれるんですよ!?
許さないといけないじゃないですか!!
そんな事を考えている私に御主人様はホッとしたように
「ありがとな。」
と言いました。そして
「それじゃあ行こうか!!瞬間移動!!」
御主人様がそう言った瞬間私たちの前には山がありました。




