プロローグ 俺と妹と幼馴染みと親友と
俺は今、幼馴染みと妹と親友と帰っている。でも、俺は独りであるいている。
どうしてだ、と思っているだろう?それはな、みんな親友の隣を歩いているからだ。
因みに俺はこいつらの後ろを歩いている。目の前でそんなのを見せ付けられると………………
悲しくなってくる。
突然だが、ここで紹介をしよう。
俺こと、斎条 黒斗で、
見た目は、自分で下の中ぐらいで、成績は、上の中ぐらい。特技は、家事全般だ。
次に、俺の親友、北上 雷火で見た目は上の上、成績は上の上。こいつは、俺が中学2年生のとき、友達になった。高校では、ファンクラブがあるほどのカッコよくて、みんなから、頼られるほど優しい。
次は、俺の幼馴染みの佐薙 穂香で見た目は、上の上成績も雷火と同じで上の上。こいつは、俺が幼稚園の頃からの付き合いだ。毎度毎度、思うんだが、こいつは何故俺と一緒に居てくれたんだ?と思うがこいつも優しいからだと納得している。そして、こいつもファンクラブがあるほどの奴だ。
因みにこいつの家は、剣道の道場があり、そこで、剣道を教えている。こいつもやっているため滅茶苦茶強い。
次は、俺の妹、佐々木 紬で、見た目は上の上、成績も上の上。こいつとは、妹だが、今は、赤の他人だ。それは、両親が離婚して、俺は、親父の方。妹が、母親の方に。だから、俺と妹は赤の他人なのだ。
とりあえず紹介は済んだが、俺らは今、暴力団のアジトに居た。
こいつらは、正義感が異常なほどあり、うちの学校の生徒が何かやられてやり返しに来たんだと。
そしてこいつらは、後始末はしていかない。だから、俺がしている。今日もした。
死ぬほど疲れるんだよ、後始末。
そして、今こいつらと帰っている。
数分間俺は黙々と歩いたとき、自分の足元に魔方陣を見つけた。この感じからして、こいつらを呼んでいると察し、もう少し止まって、巻き込まれない程度の距離で歩き始めた。
こいつらは俺が少し離れたのを気付いていないから、後はこいつらがやってくれるだろうと思ったが、3人中2人が気づいて近寄ってきた。それは、妹と幼馴染みだった。2人は俺に
「どうしたの、黒斗?」
「どうしたのよ、本当に?」
疑問に思われては困るから、
「大丈夫だよ。少し、疲れただけだから。」
嘘をついてしまったが大丈夫だろうか?
「そう?辛かったら言ってね♪」
「兄さんに、倒れてもらっちゃ此方が困るんだから、早めに言ってね。」
そう思ったが、杞憂だった。
「ありがとう、2人とも。」
と微笑みながら言ったが、2人とも怒ってしまったのか、顔を赤くしてそっぽを向いた。
その瞬間、足元の魔方陣が光だした。
駄目だったか…………そう思いながら、光が俺と3人を包み込んだ。
目を開けると、そこは何処かの部屋だった。
後ろに気配を感じて、振り向くと、そこには、巫女の服を着た少女と3人の女性騎士が居た。
何か驚いていたが俺は情報がほしいから、巫女の少女に話しかけた。
「………えっと、ここは何処かな?」
「………ここは、シューメルトと言う世界で、貴方方を勇者として、召喚したのですが。」
「そうか、それで何故か4人居たので驚いていたのか。」
「…は、はい。そうです。」
「それで、俺たちはこのあとどうすればいいの?」
「それは、まず、王様に会ってもらいます。」
「解った。さっさと案内してくれ。」
と言ったら、3人の女性騎士が動き出そうとしたが、巫女の少女に止められた。
「それでは、行きましょうか。」
そう言って、歩き出したので俺たちは付いていった。
因みに、3人はとっくに起きていました。俺が話しているうちに起きたのだ。
どんな感想も待っています。
誤字などがありましたらご指摘ください。
それでは。