あとがき
というわけで、『予定調和を乱す者』でした。
この作品は電撃大賞に応募した作品です。ネットで公開するのとは別に自分の作品がどれくらい通用するのかとここ『小説家になろう』で頂いた読者から反応を見て思い立ち、初めて投稿した物です。
正直、調子に乗っていたと思わざるを得ませんでした。
この作品、読んでいただけたならわかるりますが、駄作具合が半端ないです。
特徴がない、面白くない、何がしたいのかわからない、という散々な物です。
予想にたがわず、一次も抜けることができずに終わりました。応募した時点で無理だろうなと思いましたが、それでも時間をかけて作った作品の結果を目にするとショックでした。
反省点が多々あったことはもちろんですが、特に反省しなければならないと感じた点は時間配分です。
締めきりギリギリになってようやく完成したため誤字・脱字の確認を怠ってしまったことはもちろん、最後のほうのクオリティが下がってしまったことは大いに改善していかなければいけないと感じました。
・・・・・・まあ、でもご存知の通り今年の電撃の締め切りは四月で、その後の五月末、六月末にも別のところへの応募で作品を書き上げたときもギリギリになってしまったのですが。
さて、反省という名の言い訳はともかく、今回この作品を掲載しようと思ったのは最初のショックが抜け(五月末の作品の落選も決定してそちらのショックが今は強くなった)今後この作品を改稿してまた応募することはないだろうなと思ったので、このまま誰にも見せないままにしておくよりは誰かに見てもらい、僅かながらでも意見や感想が得られれば幸いと思ったからです。
ここに掲載するにあたって改めてざっと目を通してみると、ここまで酷かったかと思い知りました。下手すると既にここに掲載している他作品以下のできじゃないだろうかこれは。
面白みに欠ける作品でしたが、目を通していただきありがとうございました。
ちなみに、どうでもいいことですが、少しだけ先の構想を考えていましたのでそれも掲載しておきたいと思います。
今回の話を一巻とすると、
二巻では話の最後に出てきた組織からのアプローチ。組織から新たなキャラが主人公のもとを訪れ、彼らの存在がどういったものなのかというのを掘り下げつつ、組織内での静観派と排除派の争いに主人公とヒロインが関わっていきます。
三巻では主人公が先輩やクラスメイトの伝手で次世代型VRゲームのテストプレイに参加し、そこに未来から介入してきた存在によって閉じ込められてしまいます。ゲームの外と中でのそれぞれの動きを描きたいと思っていました。
これより先で考えていたのは、未来の科学者から過去の自分に人格を転送した結果、現在と未来の人格の二つを持ち合わせるようになるだとか、主人公を要にした新世界創造計画の暗躍というものぐらいです。
では、今度こそ本当にこのような駄作に目を通していただきありがとうございました。気分が向けば、五月末に落選した作品を掲載することもあるやもしれません。