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シキ  作者: ゆるっとおやじ


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シ点

高校2年生の唯は夏休みの自由研究に世界中の不思議を調べていた

自宅に近くに怪死事件があった事を知る

親友の麻衣と興味本位で調べていくのだが‥


過去と現在、未来が繋がる

前世のカルマと現世の因縁

唯と麻衣の長きに渡る輪廻ストーリー


唯と麻衣の自分達の過去と未来を紐解くカギとは何なのか


高校2年の夏だった

16歳の唯はほとほと困り果てていた

夏休みの課題が手に着かない

苦手な数学から始めたものの苦手は嫌いに変わっていた


嫌いだと思えば思う程手に着かない

やはり課題の順番を変えようか悩んでいると母親が「お昼ごはん出来たよ~」と1階から大きな声で呼び掛けてきた


頭を抱えていた唯にはちょうどいいタイミングだった

自室から出ると食卓へと向かう

階段に差し掛かった時だった


ドンっ!!


えっ?なに??

唯の部屋から大きな音が聞こえてきた

あまりの音の大きさに心臓がバクバクと暴れまわる


恐る恐る部屋へ近付き扉を開ける

そーっと扉を開けるが何もない

聞き間違い?

唯は不思議に思うも何もない事に安堵した




食卓では母親が冷や麦とおにぎりを用意して待っていた


「お母さん、今なにか大きな音しなかった?」

唯は不安を取り除くため母親に確認するが、何も聞こえなかったと言われてしまう


聞き間違いであんな大きな音がするだろうか?

少し不思議に思ったが冷や麦が美味しくてスルスル喉を通っていく

おにぎりは絶対に鮭なのだが今日は昆布と明太子しかなかった


食事を終えると母親に課題の事で相談する

「そんなもんやりたいモノからやりなさいよ」と一蹴されてしまった


これだから親ってのは子供の苦労を知らないよね!なんて呆れてみる

とはいえ課題をやらない訳にはいかない

どうしようか悩んでるとテレビからニュースが流れてきた


(昨夜8時頃、火球と思われる光が東の夜空に輝いているのを大勢の人に目撃されました)

ふ~ん、火球ねぇ‥

唯はふと思い立つ

自由研究から始めよう!


この世の不思議な事を調べてみる

自室に戻りパソコンを起動した

インターネットで世界の七不思議や日本の不思議な事件や事故を調べてみる


波に乗ってみると面白いものが見付かった

名古屋市○○区で男性怪死事件

小さな記事だが目に止まった

まだ三ヶ月前の事件だった

未だ解決しておらず、警察も捜査が進んでいないと書いてあった


自転車で15分程度かぁ

唯は少し考えてから親友の麻衣にLINEを送る

今から自由研究に行くんだけど一緒に行こうよ!

麻衣からスグに返信があり、30分後に落ち合う事になった


少しだけオシャレをして待ち合わせ場所へ向かう

赤い自転車は今年の春に買ったばかりの新車だ

自慢の自転車で颯爽と走り抜ける


待ち合わせ場所には少し早く着いた

麻衣も自転車で到着

唯はスマホで現場の場所を確認する


自転車で5分程の距離

向かいながら麻衣に事情を説明する

少し驚きながらも目を輝かせる麻衣

不思議な事が大好物なのを唯は知っている


簡単に事件の概要を麻衣に説明する

密室の部屋で独り暮らしの男性が何者かに絞刹された


事件現場には何一つ証拠となる遺留品もなく、完全な密室だった事から怪死とされていた


すると麻衣は「あれ?なんか知ってる気がする‥」

ニュースか新聞で見たのかもねと首を傾げてみる


現場には数分で到着した


少し遠目から覗き見る

アパートの2階一番奥の204号室

部屋の前には規制線の跡が残されていた

未解決事件で現場保存されているようだった


アパートの駐車場では女の子が1人で遊んでいる

「話しかけてみよっか」

麻衣が目をキラキラさせている

自転車を近くの電柱に傾ける


二人が近付くと女の子はいなくなっていた

ありゃ?どこか行っちゃった‥

折角来たのだから2階に上がってみたくなるのが心情というもの


唯と麻衣に言葉は要らない

二人は目を合わせると、どちらからともなく階段を上り始めた


じゅういち、じゅうに、じゅうさん

階段の段数を数えるのが唯のクセだ

何かの数を確認したくなるのは物心着いた時からの習慣だった


じゅうさん‥

縁起の悪い数字に二人は心が踊った


2階の一番奥

何故か忍び足になる

ふと下を見ると先ほどの女の子がこちらを見ていた

目が合うと女の子は逃げるように去っていった


204号室

人が亡くなった部屋の前に着いた

何をする訳でもないがドキドキする

心臓が勝手に踊り出す


インターホンを鳴らしてみようか

ドアを開けてみようか

当然してはならない


集団心理とでもいうのか

二人は心が少しが強くなっていた

何かに導かれるように無造作に麻衣が唐突にドアノブを握った!

唯が驚く間もなく「キャッ!!」麻衣が叫んだ


驚く麻衣に唯も驚く

なになになに!?

麻衣が握ったドアノブは氷のように冷たかった‥

ドアノブから手を離すと手のひらは赤くなっていた


瞬間恐怖が支配する

訳も分からず逃げ出した

二人は全力で自転車を漕ぐ


唯は振り返りアパートを見ると2階の踊り場に先ほどの女の子が立っていた









つづく

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