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言葉なき世界  作者: りるあ
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言葉なき世界

かつて、この世界には「言葉に宿る力」があった。


祈るだけで火が灯り、

囁くだけで風が吹き、

叫べば、山すら動かす──

そんな“言葉の魔法”が、世界を形づくっていた。


人々はその力を**「セラ・ヴォルナ」と呼び、

それを使いこなす者を“語り手”**と讃えた。


しかし時は流れ、

人々は言葉の重みを忘れ、

力を恐れ、封じ、そして……失った。


「セラ・ヴォルナ」は、歴史の隙間に埋もれ、

今では、誰もその意味を知らない。


だが──

一人の少年だけが、その名を知っていた。


森の奥、動物たちと話す不思議な少年。

彼の名は、リオ。


彼が何気なくつぶやいた、その一言から、

眠れる伝説が、再び目を覚ますことになる。


__第一はリオの始まり__

リオは親の顔を見たことがない。

リオは町の路地に捨てられた。

その後路地で捨てられたリオを見つけた夫婦に拾われた。

しかしその夫婦には子供を養うほどのお金はなかった。

その為夫婦はリオを山に連れて行った。

夫婦「ここならきっと大丈夫。」

夫婦「誰も私たちがこの子を山に捨てただなんてわからないわ。」

リオは二度も人に捨てられた。

しかしリオはそんな中で生き抜いた。

それは森で出会った仲間たちのおかげ。

スノは森に捨てられたリオを見つけた。

リオを一番最初に見つけたのは狐のスノ。

リオを見つけたスノは森の仲間たちに助けを求めた。

「なぁ森で人間を見つけたんだ!」

(狼)ラノス「人間だと?」

ラノスは警戒しながらリオを見つめる。

「やぁラノス!そうだまだ小さい人間の赤ちゃんだ!」

「だけど僕にはどうすればいいのかわかんないよ!」

「ちょっと貸してみろ」

「おいお前名前はなんて言うんだ。」

「きゃぁ?」

「ちょっとラノス、この子人間なんだから僕たちの言葉なんてわからないさ!」

スノはおかしそうに笑う。

「そうか俺たちは人間の言葉がわかるが人間には俺たちの言葉がわからないんだな。」

冗談交じりにスノは言う。

「そうさ!だけどこの子の名前くらい付けてあげたら?」

「ふっ、そうだな、おいお前どんな名前がいい?要望くらい聞いてやる。」

「りぃお!りぃお!」

「リオって言ってる!リオだって!」

ラノスは少し驚き言う。

「こいつ俺ら言葉がわかるのか?」

「そうかもしれないよ!ほらリオ僕の名前わかる?スノだよ!」

「ス....ノ?」

「そうだよ!ねぇラノス、リオは僕らの言葉がわかるみたい!きっと神様から授かった特別な子さ!」

「ふっそうかもしれないな。」

「なぁリオ?僕たちと一緒に暮らさないか?」

「きゃきゃ!」

「ねぇラオス、リオは喜んでいるみたいだしいいよね?」

「あぁ俺らでリオの面倒見るか」

「やった!これからよろしくねリオ!」

そうしてリオは森の仲間たちの育てられることになった。

__森の仲間たちに育てられいつの間にかリオは13の年になっていた。__

リオはすっかり森の仲間たちの一員になっていた。

そんなある日いつものようにリオは木の枝に座ってリンゴをかじりながら、リスのスノとどうでもいい話をしていた。


「なあリオ、聞いたか? 北の山が、昨日"しゃべった"らしいぞ」


リオはかじってたリンゴを止めて、片目だけ開けた。

「言葉が戻るか。きっと空耳さ?」

リオはそう言ってあくびをひとつ。けれど、指先でマントの端をいじる手が、ほんの少しだけ止まっていた。


スノはその様子に気づいたが、あえて何も言わずに、眉をひそめたような(リスだからちょっとわかりづらい)顔をした。


「でもな、山が言ったっていう“言葉”、普通の言葉じゃなかったらしい。誰も意味わかんなかったって」


「ふぅん……」

リオはそっと目を閉じた。だけど──その瞬間、頭の奥に何かがふっと響いた。


『──セラ・ヴォルナ……』

「セラ・ヴォルナ……」

リオは自分でも気づかぬうちに、その言葉をぽつりと口にしていた。


「なぁ、セラ・ヴォルナ……ってなんだ?」

リオがもう一度つぶやいたとき、スノの耳がぴくっと動いた。


「セラ……?なんだって?」

スノがゆっくりと、リオの顔を見つめる。


「今、なんて言った?」


「……いや、なんか頭に響いたっていうか、勝手に出てきた。意味は知らねぇ。でも……変に懐かしい感じがしてさ」


するとスノは急に真剣な顔になり、ヒゲをピンと立てながら言った。


「それ、言っちゃダメなやつかもしれないぞ」


「は?」


「“セラ・ヴォルナ”って……昔の言葉だ。いや、“忘れられた言葉”だよ。知っている人間なんて、この世界にはもういないはずなんだ」

リオはスノの言葉に少しびくっとしたが、すぐに決めた。


「よし、調べてみるか。なんか面白そうだし、ほっとけねえな」

リオは立ち上がり、マントを整えた。


「でも、どうやって調べるんだ?」

スノが首をかしげると、リオは笑った。


「そこは勘だ。まずは、あの北の山に行ってみよう」


翌朝、リオとスノは荷物をまとめ、北の山へ向けて出発した。

森を抜け、川を渡り、険しい山道を登る。途中、リオは道端の動物たちと話をしながら情報を集めていった。


「セラ・ヴォルナって、古代の王が使ってた魔法の言葉らしいぜ」

「あの言葉を使える者は、世界を変えられるって伝説もある」


動物たちは皆、何かを恐れている様子だった。


山頂に着くと、そこには巨大な石碑が立っていた。石碑には古代文字が刻まれており、リオは思わず息を飲む。


「これが……忘れられた言葉の手がかりか?」

リオが石碑に触れると、突然風が巻き起こり、古代文字が光り始めた。


「セラ・ヴォルナ……」

リオが声に出すと、その光は一層強くなり、辺りの景色が変わっていった。


気がつくと、リオは見知らぬ場所に立っていた。そこは、色鮮やかな魔法の世界。空には二つの太陽が輝き、風は甘い香りを運んでいた。


「ここは……どこだ?」

リオが周囲を見回すと、一人の女性が現れた。彼女は輝く白いローブを纏い、優しい微笑みを浮かべていた。


「ようこそ、リオ。私はセラ・ヴォルナ、この世界の守護者」

女性は静かに語り始めた。


「あなたは選ばれし者。この言葉を口にしたことで、世界の均衡を保つ使命を負ったのです」


リオは戸惑いながらも、決意を固めた。


「俺にできることがあるなら、やってみるよ」

そう言って、リオは新たな冒険の扉を開いた。


これからリオは、忘れられた言葉の力を使い、王国を襲う闇の勢力と戦いながら、真実を探し出していくのだった。


小説は初めて書くので至らぬこともありますが今後この作品をどうぞよろしくお願いします。

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