ローラ
数100年前
???「ねえモート明日は何の日でしょうか?」
モート「え?」
???「もう・・・結婚記念日でしょ!」
モート「あぁ・・・だから城があんなに忙しく」
???「ひどいなぁ・・・」
国の協定を結ぶためだとかで、無理やり結婚させられたとはいえ、流石にこれを忘れるのはまずかったか。
モート「すまないローラ・・・」
「ガシッ」
ローラ「おしおき!」
※続きはR-18版です。
「「「おめでとう御座います!」」」
俺らの記念日は国を挙げて祝われる。
そんなことを前日で思い出した俺は本当に罰当たりだ。
ローラ「すごい人だね!」
モート「ああ・・・」
ローラ「緊張してる?」
モート「少しね」
互いの国の国民が集まっているため、とんでもない
人の数だ。
夜
???「モート!久しぶり!」
モート「ソニア!来てくれたのか」
ソニア「当たり前でしょ!幼馴染なんだから!」
彼女は王族でもなければ、貴族でもない。
城を抜け出し、城下町に行った時に出会ってからは、ちょくちょく会うような仲だ。
モート「ソニアも恋人見つけたか?」
ソニア「私はモート一途だからなぁ・・・」
モート「すまない・・・」
ソニア「謝らないで!これからもずっと好きだからね!好きでいるのはタダだしね笑」
ソニア「・・・って記念日にこんな事言うのは流石にダメか!」
モート「・・・」
ソニア「ねえ元気なさすぎ!せっかくの記念日なのにさ!」
モート「君と結婚したかった・・・」
ソニア「え!?バカ!それはダメだって!」
「ギュッ」
彼女を抱き寄せる。
ソニア「・・・」
モート「・・・」
「チュッ」
ダメだとわかっていても、もう遅い。
ローラ「♪」
この日のために、初めてマフラーを作ってみた!
喜んでくれるかな?
ローラ(やっと見つけた!記念日なのにどっか行って!本当に酷い!でも大好きなんだよね♪)
ローラ「モート!」
モート「!?」
ソニア「え!?」
ローラ「え?」
「ドサッ」
マフラーが落ちる。
ローラ「あ・・・あぁ・・・」
モート「こ、これは」
ローラ「いやあぁぁぁ!!!!!」
「ぶわーーーーーー」
彼女の足元から、ドス黒いオーラが広がる
背中には黒い羽が生えてきた。
黒いオーラは呪いとなって、この国を包み込んだ。




