廃墟へ
???「行けっ!」
リカルド「父さん!お母さん離して!父さんも連れてってよ!」
リカルド父「母さんとマヤを頼むぞ・・・」
リカルド「いやだ!父さん!」
「いたぞ!捕まえろ!」
リカルド母「あなた・・・」
マヤ「びえーん」
リ「はっ・・・」
目覚めの悪い朝だ。嫌な夢を見た気がする。
リ「今日はもう出発か」
服を着替え、皆んなの元へ行く。
勇者「全員集まったな」
魔「やっぱり怖いな・・・」
僧「何十人という兵士が全員やられたみたいですしね」
リ「しっかり準備したし、大丈夫だよ。」
魔「そうだよね!2人ともしっかり守ってね!」
街の入り口に行くと、国王と姫、それに兵士の何人かが待っていた。
勇「皆さんお揃いじゃないですか」
国王「うむ、今日出発と聞いてな、うちの兵士を何人か同行させよう。」
魔「それは助かります!」
姫「勇者様・・・」
勇「姫様、俺たちに任せてください!」キリッ
魔「恋人も連れ戻してあげるからね」ボソッ
姫「お願いします・・・」
それから国王たちに見送られ、俺たちは国を出た。
道中にはモンスターが何体いたが、兵士たちがその全てを処理する。かなり腕は立つようだ。
そんな兵士たちを葬った、騎士とはどんな奴なのだろうか。小一時間ほど歩くと、廃墟に着いた。
勇「これが・・・」
周りは毒沼に囲まれ、先程まで晴れていたはずなのに
城の周りには、ドス黒くも見える雲に囲まれており、
呪われた国とはよく言ったものだ。
リ「ここにいるんだな・・・」
兵士「仲間の仇の為にも、姫様のご安全の為にも、
皆んなで奴を倒しましょう」




