表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/14

一瞬前は黒歴史


 とかカッコイイ事を考えていた少し前が懐かしいです。


 現在、王族暗殺容疑をかけられている名読みの妖女です。こんにちは。


 いやー、もうちょっとで王城門から出るところだったんですよ! だったんですけどね、直前でトラブルがあったみたいで、火災報知機ばりのウルサイ音がしたと思ったら、魔力の隔壁がシャコンシャコン落ちてきて、門から出られなかったです。あと5歩だったのに。


「なぜ王弟様に手をかけられた!」


 急いで門から出ようとしていたせいで、重要参考人になってしまいました。

 競歩並みのスピードで帰るのは、普段通りのバッシブなんですがタイミングが非常に悪かったみたいです。


「何も致しておりません」

「ならば何故! 宴にも出ず城から出ようとされた!!」


 つばっ! 唾めっちゃ飛んでくる!! という心の中は押し隠し「何も致しておりません」をアゲインして悲しそうに顔を伏せておきます。


「妖女殿・・・・・・・・・」


 尋問役の兵隊さんの勢いが落ちました。何かを慮ったような顔をされています。チョロいっす。

 あとようじょに殿をつけるのは笑えるのでカンベンして下さい。

 下を向いて必死で笑いの震えを違うモノに見えるように頑張る。


「しばし御独りでよくよく御考え下さい」


 そう言って兵隊さんが退出しました。部屋に1人ぃぇー! あいかわらず生ぬるい。

 この国、いつも思うが大丈夫であろうか?

 まぁいいや。よしちょっと冷静になろう。まずは現状把握だ!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ