昨日までの妄想
全てわたしの妄想である。
LINEのなかに私を癒せる人はいないのだ。
そして妄想ははじまる
優しく後ろから抱きしめてくれた。
そう、私はやっと好きな人にいや、彼氏に
抱きしめられているのだ。
寒い冬、隣には青く光るイルミネーション
今まではきっとこの人も消えていくんだとか冷めていた。
でも、この人は私をやっとの思いで抱きしめてくれたのだ。
手をつないだりはした。
それだけだった。抱きしめられて私は我慢する
ただの性欲で相手を触っていたのは
誰でもなく私のせいだったんだ。少なくとも。
私はそんなことはしたくない。
性欲だけでは触れない。
でも、今は、それだけの気持ちではなかった。
好きになっていた。
ドキドキしてしまう。なんだこれ、いつぶりかな?
襲われそうになって、怖いっていう意味?
違う
私はこの人になら最後まで掘られてもいい¨
私のはじめてを君に。
私は彼の回された腕にそっと触れてしまった。
やばい。うちが男みたいにやばい。
我慢できない。しかも外だし。
あーーー。あなたになら私はどうされてもいいよ
『好き』と言った。
私が求めていたのはこんな気持ちなんだった。
どうでもいい人、ただ優しくていい人なんかに
ほんとは抱きしめられたくもない。