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私の存在は文字にのっていく。それだけ。

今の私はこんなにも、イライラしていて、毎日毎日ヤケ食いに追われて 体は大変疲れ果てて 隣には恋人すらいない いつまでこんな疲れた日々が続くのだろう。

そんなことしか考えない日々を過ごしていた。


本当に私はそういう人間だったのだろうか。


違う。変わってしまったんだ。


すべてのものは変わっていく。それは当たり前で今の自分は

変わってしまった自分なんだろう。

今が結果なんだ。

そして明日の自分も、昨日までの自分の結果だ。



もしも私があの時にまともな恋愛をしていたらどうなったのか。

過去の自分の決断を振り返ってみようではないか。



小学校のとき、ふと恋に落ちてしまった相手は必然的であって

どうしようもないことだった。

もしあいつが私のことを可愛がってくれたなら。。

私が入院してあいつが来てくれていたのなら。

私は深い愛情に包まれてた。

もしあの時告白した後すぐに気持ちをはっきりさせていたら、もっと強くて少なくともずるずると嫌な思いをしなくてすんだだろう。

失恋してもそれで良かったのだ。

愛してもらえない経験を何年間も続けてしまった私は


今の自分を変えるはめになってしまった。

今の自分は今の自分を恨み続け、それと同時に過去も腐っていくんだった。

過去が腐っているなら今も腐っている。そして未来も腐るんだ。


もしそんな腐った過去を

輝かしく変えられるのなら

私の未来も変えられる


そんな勇気やヤル気がどこにあるんですか?

味もしない200calのあるベイクドチーズケーキを私は数口で食べあげてそう考えた。

人生ってなんなんだろう

人間だけでなく二匹よりそう鳩はまるでリア充のようだった。



ひどい顔をしている。だれかこの地獄を終わらせて欲しい

誰か私の代わりに明日もこの先もバイトと学校、いや、私の代わりに人生を送って欲しい。


私は間違えてたんだ。

もう間違えていく一方だった。

あの時もしもコーラを一気飲みしていなかったら

私は糖尿病になぞ関わりもなく

気楽に過ごしていただろう。


あの時もしも入院しているときに

あいつが無視もせずに心配していてくれてたのなら

少しは愛情を信じられる人になっていただろう。

もっと落ち着いて勉強をして

十分に将来のことを考えられていたんだろう


私の高校時代は戻っては来ない

これはやり直したいというべきなのか

それ以前にもわたしは生まれた時からやり直したいことがもっと他にある。

それは親父だ。



親父、パチンコを重ねて家族を裏切った。そんな父親がなぜ今も一緒にひとつの屋根の下で暮らしているのだろうか。

今も信用できない。もしかしたら莫大な借金をまたつくっているはずなんだ。



生まれた時から父親を変えて欲しい


そんな過去を

そんな今を

どうやって輝かしい記憶に残せるのだろう


毎日奇跡や妄想をしていくしかないのだろうか?

男の子でしか癒されないと、助けを求めている。

自分がやっていることは

全く意味がなくてむしろ落ちぶれていっている

誰かこの悪夢を終わらせて下さい。


『もう、休んでいいよ。

疲れているでしょう?足も、こんなになってさ。

目も、見えなくなるのは辛いよ

ゆっくり看病して、お絵かきしてさ

ほら、一緒にいてあげるからね』


体も心も無理して

今も電車に揺られて泣きそうに我慢するだけ。

電車の隣の人はいつも私を裏切る。

悲しい気持ちのわたしの心も風になって誰の心にも通らない

私は毎日誰かに裏切られて生きている

そして一番酷いのはその人ではなく誰でもなく

私だってこと。私のわがままが人のご迷惑にしかならないことを知っている。



現実に戻されるとはどういうことだろう。

自分の哀れな顔をみたときと

電車が目的地についたとき。

リアルな人と会話をしていつもの自分をえんじるとき。

バイトという時間。

家に帰るということ。

私の現実はこんなにも悲しいのか



そのあいだにドキドキするメールのヤリトリトカ

優しく抱きしめて安心して眠れる特典もない。

優しく誰かが私をつかまえてくれる

のは きっと私の妄想の中でしか生きていない

私自身が人を信じることはもうできない

私が私を救うまでは

時間はもうない。





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