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べつに羨ましいわけじゃない。


「って事で婆ちゃんに言っといて。」


「呼び出し理由はそれかよ。」


呆れたように叫ぶジークに、一体他にお前になんの用事があるんだっと付け加えると、少しふてくされたように出されたコーヒーに口をつけているがそのままにさっさと用事を伝える。


「早めに言わないと、あの王女様は、その日に突撃をしそうだからな。

それに婆ちゃんには、ちゃんと準備をしてもらわないと、日本ではバレンタインでのチョコレートの売り上げは、普通の日の何倍にもなるイベントだし。

日本では唯一、勇気のでない女の子がその日は、勇気を出してチョコをわたす事で告白するっというイベントなんだ。

こっちでの文化に合うか分からないが、わざわざ向こうのバレンタインの恋愛小説を思い出して原稿にしてに本を作らせて流行らせてるし、それとなく人気の作家にもバレンタインの話をして取り入れてもらったし、王女様にも、話は通してお茶会にも噂を流してもらう予定。ああ、そうだ婆さんとこの商会の試作品のチョコを押しといた。

これで、王女様がきたら王家御用達が手に入る。」

ああだこうだと言ってるが要は丸投げである。

「お前が、そこまでして宣伝する理由がわからん」

「今、俺に国から支給されるお金とは、別に色々お金が必要なんだよ。1パーセントでも、いいからもらえるように婆さんには言ってあるし。完全出来高制だからな。

それに出来るだけ、借りを返したいだろ?」



むすっとした顔をしていたジークだが、聞いているうちにあんぐりとバカみたいに口をあけている。


「返しすぎだ。さすがにやり過ぎないか」


「いや、借りも返したいが貸しも作りたい。恩の貸し付けは、高いからな。婆さんとは、今のうち太いパイプを作っときたいし、金を稼いどいて貰いたいしな。」

丸投げしてるからあるかと言われたらどうなんだろ?

「なんかあんのか?」

「いや、今度何か頼むときに頼みやすいだろ。」

「・・・腹黒いオーラが出てんぞ。ばあちゃんが可哀想だ。」

「そんくらいあの人ならわかるだろうから大丈夫だ。・・・てかお前いつまでいるつもりださっさと行けよ。」

「お前俺の扱い日に日に酷くなってねぇか?」

「なにを言ってるんだ。とてもシンセツニシテルジャナイカ。」

「なぜカタコトになるんだよ。」

「きっと、スキルの通訳ミスだ。」

「いやいや、今までそんなことなかっただろうが」

「ワタシワカリマセン」

「おい。」

「サッサトイキヤガレデス。」


そのあとも、なんか言ってるが無視して、婆ちゃんに伝言を頼む。


その後。婆ちゃんから、『たまには顔出しな』っとの伝言をあずかってきたジークをあしらいながら、貴族以外にも噂を色んな方法でひろがしたのだろうか?噂は、数日で王都中にひろがった。

どうやったのか是非教えてもらいたい。


それに実はあえて伝えていないことがある。

本当は、ホワイトデーとかも話さなきゃいけないんだろうが、面倒くさいので、両思いの相手のチョコレートを受け取り食べるっという感じで流しといた。

何せ沢山貰うと、返すのが大変なのもあるが、(←主に浩輔が)ただ単にたくさん貰う奴がむかつくって理由では、決してない。


うん違うぞ。




ついに30話越え。

え?30話の時に喜べって?

気にしない。気にしない。

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