白蘭
遅くなりましたが、短いです。
『お前は和樹というのか。』
とりあえず対話が可能なら話をしようと、名を名乗ってみたが正解だったらしい。この竜はまともな竜のようだ。
俺が読んだ文献には、いきなり国にぶれすを吐いてきたり。強そうなやつに喧嘩を吹っかけたり、浩輔とあったように酒好きな好戦的な竜が主な性格らしく。酒好きで竜同士喧嘩をし始めて国を滅ぼしかけたり、酒に溺れて退治されたりとなんというかまとめれば暴れん坊なイメージなんだが、どうやらこの竜は理性的みたいだ。
「ええ。貴方は?」
『我が名は、白蘭という。1つ質問をいいか?和樹は何故ここへ?ここへは、簡単に入っては来れん筈なんだが』
そう問われてここまでの経緯を軽く話すと、興味深そうに頷いている。
「なんというか・・転移魔法の実験というか・・・」
『テレポートかな?あれは難しいよ。ちゃんと、イメージしたり、調整しないとすぐ別の場所に飛ばされるからね。』
どうやら、やっぱり同じことを考えるやつはいるらしい
『それに私の知り合いなんかはよく女風呂に間違って転移していたよ。』
なんだその◯び太君みたいなやつは、いや女かもしれない
「その人は男ですか?」
『そうだけど、何故だい』
いや、そいつ絶対ワザとだぞ。
「いや、ちょっと気になりまして」
俺は、大人だからわざわざ突っ込まない。
『そうかい。まあ、とにかくあれは、難しい魔法だよ』
「実感済みです。」
さっきまでの記憶を振り返ると乾いた笑しかでてこない。よく生きてたな俺。
ちょっと、遠くを見るような感じになってしまったが、まさか竜に違う意味で新しい使用法を教えられてしまったが、見つからない改善策は今度考えよう。
『もしかして、それでここに』
「はい。何回目かで」
『運がいいのか悪いのか判断に迷うね。しかし、はやり迷い人か・・・』
気のいい竜でよかった。ここで浩輔がいっていた酒好きの竜にあったら、顔を合わせた瞬間ファイヤーブレスをはかれて今頃消し墨になってるころだった。
竜はなにやら考えているようだが、殺意はないらしい。好戦的じゃない優しい竜もいるもんだと少し緊張も解けて安堵しかけたその時
『さて、和樹。せっかく君という人間がこんな人もこない辺鄙なところに来たんだ。目の前の竜から宝の一個でも取り上げてやろうとは思わないかい?』
そんな爆弾発言を竜から提案された和樹は、やっぱり、好戦的じゃない竜なんていないんだと、こころの中で悪態をついた。
今回1日くらい?遅くなりました。話はできてるんですが思った以上に打ち込むのがめんど・・コホン。
いや、時間かかりまして、やる気が・・ゴホン。
いえ。とにかく。大変です。
とにかく次も短いかもですが、3日後予定です。




