転移先には?
短いです。
やっと、まともな?転移先についた。
とにかく白目を剥いているラビィをいつものポケットに丁寧に突っ込む。
え?突っ込ん出る時点で丁寧じゃない?って、気のせいだよ。
暗闇に慣れてきた時点でゆっくりと周りをもう一度確かめる。
目が慣れてきたおかげで奥まで見えてきたさっきまでは見えていなかった微かな光が見える。
運よく出口近くにテレポートできたのかもしれない。このまま歩くだけで地上に無事生還できるなら願ったり叶ったりだ。
さすがに落ち着く暇もないまま飛び回った所為で疲れたとにかく休憩したい。
このままここにいるのもいいがせっかく明るい場所があるならそっちがいい。
そう思い光の方へ歩き出す。大分歩いた。意外に遠かったのが、近くにつれて草が見える。やっぱり外のようだと早足になりながら出口を飛び出るしかし、あまり目が慣れていなかった所為で眩しさに目を取られて目を閉じる。
ゆっくり、ならすように瞼を上げていくと、俺は言葉を失った。
外だと、思っていた出口はただ天井に大きな竜が通れるほどの穴が開いておりそこから放射状に中を眩く照らしている。
行き止まりのこの空間は広く狭い。
なぜ狭いかと言うと、俺が言葉を失ったまま放心している理由がある。
目の前に見えるは、でっかい竜。
翼を木の枝?木の幹のようなもので作られた鳥の巣のような形の巣を覆い隠すように広げて寝そべっているが、目はバッチリこちらを見つめていた。
息をするのを忘れる。
それは、恐怖とは、違う。惚けた、見惚れるという言葉が正しく当てはまっている気がする。
ただただ太陽の光に燦々と照らされた姿は、何色かも表現しようがないくらいキラキラと優しく輝いている。
何分見つめていたのだろうか、いや何秒かもしれない。竜の目が細められ多様な気がした。
グワンっと頭に響く何か。割れるような痛みに頭を抑え倒れこむように前に崩れた。
『すまぬ。力の加減を間違えた大丈夫か?』
頭に聞き覚えのない声が響く。
その声は女のような穏やかなそれと堅苦しいような不思議な声だった。
何かの攻撃かとも思ったがどうやら違ったようだ。大丈夫。そう答えたが、まだ頭の中で鐘が鳴っているような感覚が続く。
『久しく人は見てなかったのでな。話すのもの久しぶりなんだ許してくれ』
そういって、竜の金の大きな目がついた頭が近づきながら頭を下げる。
近くで見ると目だけで食べられそうな迫力があるが、なぜだか俺にはその目が友好的にみえて、まるでニヤけたいのを我慢している浩輔みたいだとその時俺は何故かそう思った。
眠さで意識飛びながら書き上げたので笑い要素なし?
休みがないぞ。休みと休養と栄養を一ヶ月ください。笑
たぶん3日後に




