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Blood type V  作者: ROM
6/19

吸血鬼の噂



「で、これからどうするよ?」


「自由時間にしない?私、温泉行きたいんだよねー」


「んじゃそうすっか」


「俺等サッカーしに行くけど、太一はどうする?」


「うーん、俺は行きたい所あるからやめとく」


「そっか、じゃあまた後でな」


「おう、また夜集合な」



とりあえず自由時間という事になりみんなとは一旦、解散する事になった






本当は行きたい所なんて無かったけど、

どうしても気になっている事があった




そう、彼女が言っていた一言







――貴方しか救えないの、友人も私達も







やっぱり吸血鬼なんて信じてはいない、


でもこの言葉から一つだけ気になる事がある



絶対に有り得ないと思う、でも




もし、万が一吸血鬼が存在していたら?


友人達は危険にさらされるのでは?





彼女に植え付けられた小さな不安


どんなに小さな不安でも、芽生えてしまったら気になってしまう




調べてみよう


吸血鬼なんて存在しない事を証明する為に






なんて気合い入れてみたものの、


何から始めたらいいんだろ


「うーん……」






そうだ白石さんみたいにホテルの従業員の人達なら詳しいんじゃないだろうか、


一年前の行方不明事件の事も知ってるかもしれないし、




よし、聞き込みに行こう!






俺は従業員の人達に吸血鬼の噂を聞いて回った



















「そうですか、ありがとうございます」



あ~あ、何か拍子抜けだなー


いやまぁしょうがないけどさ、


だって吸血鬼の噂の事で知ってる事があったら教えて下さいなんて聞いても、作り話や見間違いじゃないんですかって、


そりゃそうか、普通の人はやっぱりそう思うよな





なーんか馬鹿馬鹿しくなってきた


こんな噂、本当に信じてる人なんか……








いや、一人だけ……いた




でも正直、あんまり会いたくない


でもあの人が一番詳しそうだしな……





よし、もう一度話を聞いてみよう





――白石さんに






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