表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

霧を浴びる

作者: 彗野ひえる
掲載日:2026/05/24

液晶を見すぎたので

液晶で豊かになろうと思った

枯れた水を取り戻すために

枯れた底を宥めるように


紹介や時間の書かれたページを抜けて

ただ森や季節や光のみを求めた

絵の隣に座る少女に、これは貴方が描いたのかと問いたくなった

否、それはドガの絵であった。


湖を見に行きたい

深い森の中にあって、霧が辺りを隠していて

まるでここしか世界が存在していないような

そんな湖を見に行きたい


それもひとりでだ

ひとりで泥濘に足を取られて、湖に呼ばれて、

そのあとお気に入りの編み上げブーツを片方残して行ってしまって。


豊かであるが虚しい

なるだけ荷物は減らして

私がただ存在するだけだ

私がただ存在するだけだ


なぜ物語と現実に、たった数センチの、それでいて途方もない隔たりを作ったの

よければまた、見に来てくださいね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ