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白犬とハチワレ姫の学園日和~揺れる尻尾と君のとなり~  作者: アル治


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第1話  となりのハチワレ姫

これは、私、アル治の愛犬、愛猫達をラブコメにしてみました、他のキャラもアル治の周りの人の愛犬、愛猫達を使わせていただいています。名前に関して愛犬、愛猫の名前なのでご了承下さい。


ワンコ(犬)キャラクター

良「りょう」(白ワンコ・男子)

クロ(黒ワンコ・男子/先輩)

ラン(白ワンコ・女子)

ランダー(犬・男子/先輩)

犬キャラは基本的に感情表現が素直で、行動的な性格が多い


ニャンコ(猫)キャラクター

ちょぼ(ハチワレ・女子)

ブブ(茶トラ・男子)

大将「たいしょう」(茶トラ・男子)

メイ(猫・女性/先輩)

たんたん(猫・女性/先輩)

キルキル「キルア」(グレー猫・男子/後輩)

アルトアイゼン(サビ猫・女子/後輩)

エリザベス(三毛猫・女子/後輩)

サシャ(サバトラ・女子/後輩)

ゆうちゃん(茶トラ・女子)

猫キャラはマイペースで個性が強く、感情の表現に“間”があることが多い


良を中心に

ちょぼ ←(ヒロイン・特別な存在)

メイ →(積極的に好意)

たんたん →(気づいて見守る)

キルキル →(甘える後輩)

クロ →(兄貴・保護者ポジ)


ちょぼを中心に

良 ←(特別な相手)

ランダー →(一方的な好意・不器用)

ゆうちゃん →(お姉さん的理解者)

メイ(同じく恋のライバル構造)


カオス枠(全体)

キルキル(甘え&騒ぎ)

サシャ(ビビり発火装置)

ラン・ブブ・大将(わちゃわちゃ組)

長くなり申し訳ないです。

春。

新しいクラス、新しい席、新しい日常。

そして——

「……あの子、誰?」

教室のざわめきの中で、良は思わずそう呟いていた。

窓際の席。

柔らかな光を背に受けながら、本を読む1人の少女。

白と黒。

ハチワレの少女。

その姿は、まるで——

「……お姫様、みたいだな」

ぽつりと漏れた本音に、隣の席のランがニヤッと笑う。

「なに、もう一目惚れ?」

「ち、違うって!」

慌てて否定する良。

でも、目はまた自然と彼女の方へ向いてしまう。

「ちょぼだよ」

後ろから声がした。

振り向くと、茶トラのゆうちゃんが腕を組んでいる。

「あの子、ちょっと近寄りがたいけど、悪い子じゃないから」

「へぇ……」

良はもう1度、ちょぼを見る。

ちょぼはページをめくる手を止めることなく、

ただ静かにそこにいる。

でも——

ほんの一瞬、耳がこちらに向いた気がした。

「良先輩!」

ドンッ

「うおっ!?」

背中に衝撃。

「今日も元気ですね!」

振り向けば、グレーの猫——キルキルが満面の笑みで抱きついている。

「お前なぁ…いきなり飛びつくなって…」

「だって良先輩好きなんで!」

「ストレートだな…」


「うるさい!」

低い声。

振り返ると、黒いワンコのクロが立っていた。

「朝から騒ぐな」

「す、すみません!」

キルキルが即離れる。

クロは一瞬だけ良を見る。

「……ほどほどにな」

それだけ言って、席へ戻る。

「クロ先輩、相変わらず怖いな…」

「でも優しいですよ!」

キルキルはケロッとしている。

そのとき——

ガラッ

「おい良!」

大きな声と共に、犬の先輩・ランダーが入ってくる。

「ちょぼはどこだ!?」


「そこにいるでしょ」

ゆうちゃんが指差す。

ランダーの視線が、まっすぐちょぼへ向かう。

「ちょぼ!」

「……なに」

本を閉じず、視線も上げないまま返す。

「今日こそ話——」

「あとにして」

即終了。

「くっ……」

ランダーは悔しそうに拳を握る。

その視線が、ふと良へ向く。

「……お前」

「え、俺?」

「なんでそんな近くにいるんだ」

「隣の席だからだけど!?」

バチッと空気がぶつかる。

「……はぁ」

ちょぼが小さくため息をついた。

その瞬間、ランダーはピタッと止まる。

「今はやめとく」

即引く

「なんなんだよあの人…」

良が肩を落とす。

「分かりやすいじゃん」

ゆうちゃんが苦笑する。

教室はまた、いつものざわめきに戻っていく。

笑い声、足音、小さな喧騒。

その中で——

良は、もう1度ちょぼを見た。

ちょぼは静かに本を閉じる。

そして、ほんの少しだけ顔を上げた。

視線が合う。

一瞬。

本当に一瞬だけ——

「……なに?」

冷たい声。

でもその奥に、ほんのわずかな興味が見えた気がした。

「いや、その…」

言葉が出ない。

でも、なぜか目を逸らせなかった。

「……変なの」

そう言って、ちょぼはまた視線を落とす。

でも——

その耳が、ほんの少しだけ揺れたのを、良は見逃さなかった。

春の始まり。

まだ何も始まっていないはずなのに、

胸の奥が、少しだけ騒がしい。

これは、

白いワンコの少年と、

ハチワレのお姫様の——

静かで、にぎやかな毎日のはじまり。

1話読んでいただきありがとうございます。

全10話予定です、気軽に読んでいただけたら幸いです。

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