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02


 そんな感じのオリベラ暮らし。



 冒険者ギルドががっつり隠匿してくれたおかげで、


 ダンジョン踏破の件は表沙汰になっておりません。


 街の人たちからは今まで通りのモブ扱いで、


 街の雰囲気も平穏そのもの。




『……ちょっと違うかも』


 おや、もしかして何かあったのですか、チミコさん。


 ダンジョン踏破パーティーのプリティアイドル妖精として、


 サインをおねだりされたり、記念撮影をせがまれたりとか。



『まだカメラは発明されてないよ』


 おっと、そうでした。


 この異世界、まだカメラの類いの撮影魔導具は無いのです。



 そういえば、ロイさん宅の天才魔導具技師アリシエラさんも、


 技術的には開発可能なはずなのに、何故か上手く作れないと嘆いておりました。



 天才発明家だったおじいさんが建てたお屋敷には、


 建物と完全一体化した警備用大規模監視システムの一部に、


 高性能な撮影用魔導具が組み込まれていたそうですが、


 分析して小型化しようとしても、どうしても上手くいかなかったのだとか。




 俺の想像ですが、例の世界管理システムが、


 写真や動画に関する携帯魔導具の普及に干渉しているのではなかろうか、と。



 だって、アリシエラさんのような天才技術者が、


 カメラの製造に手こずるとは思えないのですよ。



 お馬さん要らずの武装魔導車両とか、


『転送』や『収納』が誰でも使えるようになる携帯型魔導具とか、


 完全自立式で完璧な人型の魔導ゴーレムなんかを、


 あっさりサックリ開発しちゃうのですよ、


 あのナイスバディネコミミメイド魔導具技師さん。




『話し、脱線してるよ』



 ……おっと。



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