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緊縛 その理論と実践 理論編 人はいかにして姫に至るか

作者: 藤代京


 前々からお姫様願望はSMのMと裏表と思っていて、それに変な確信をもっていたのだけどその理由まではわからなかった。


 しかし、姫は囚われる、故に囚われた人は姫である。


 この視点で読みとけるんじゃないかなと思う。




 Mの人って男女問わず緊縛好きだよな。



 自分で自分を縛って興奮するとか、羨ましい才能だよな。


 俺は自分で自分を縛っても特になんにも感じないのだけど。


 昔、知り合ったばっかなのに、いつ縛ってくれますか、どこで縛ってくれますか? と熱心に迫ってくる女性がいて、ちょっと引いてしまって、

 

 いや、知り合ったばっかじゃん、もうちょっとお互い知り合ってから、と俺が生娘みたいな反応してしまったこともあったな。

 今思うと悪いことした。

 そんなに縛られたいなら、縛ってあげればよかったな。


 彼女ら、彼ら(男でもそっち方面の才能ある人を縛るとちゃんとメスの顔になるんだぜ)はなぜそんなに緊縛に執着するのか?


 

 それは世界のフォーカスが合うからだろう。


 縛られて行動の自由がなくなる時点で人は与えられる刺激をただ感じるしかない物体になる。


 行動の自由があれば無限の選択がある。


 故に世界とブレる。

 

 それが緊縛されることによって、選択が絞られる、人という存在がただ感受性のみに収束される。


 よって世界とピントがあう。


 なおかつ縛られて感じている苦痛や快楽は他人の不可分、つまり世界で唯一の存在になる。


 つまり、交換が効かないという意味で高貴な存在と等質になる。

 

 

 人は縛れることで姫と同じ高みに駆け上がるのだ。



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― 新着の感想 ―
[一言] な……なるほど、確かにそういわれればそうですね。 縛られるのも才能か (;'∀') 女性に縛ってくれとか言われるとか凄いですね(尊敬)
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