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第七幕 夏目荘

「話を遮ってしまってすまない。しかしながら君。さすがにそれは暴論と言おうか、そのような話信じろと言われても」

「急には無理であろう。だからこそ私には確信があれど仮説と表題を打ったのだ。」

そんなことを言われたところで私の本心は揺るぐ気配もなかったが彼の言葉を待った。

「僕は今から先程少し話した夏目荘に向かう。君も来るんだろ?」

またである。何故こうも私の考えに先回りするのであろうか。

「勿論。」

しかし断る理由などノミの頭程も見つからない。私は彼に連れられるままに東に歩き出した。しばらくすると柳が囲む小道の間にいかにも連日昼夜を問わず妖怪達が鍋でもつついていそうな木造のボロアパートが数ある建造物の中異彩を放っていた。ここまで禍々しい雰囲気をこれ見よがしに漂わされるとここが話に聞く夏目荘であろうことは誰に言われるでもなく察しがついた。そんな私の心中を察してか否か、当然のごとく外付けの階段を登っていき、二階の一番奥の部屋の前で立ち止まった。そこは柳の陰になっており他の部屋と比べてもより一層じめっとした雰囲気が漂っていた。

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