【転校生-! お前を殴らにゃ 気が済まん!】第5話 小林くんの記憶補完計画 うろ覚えヴァンゲリ その3
※前回までの『神癪高校極道部 ~生まれてきてすいやせん~』は……
ヤッパ(註1)のシゲ(註2)がパクられた(註3)! グサガク(註4)にアヤ(註5)つけられちまって…… イキった(註6)シケバリ(註7)の三下(註8)にちぃと煽られたからって、おとなしく芋を引いた(註9)ふりでもすりゃ誰も責めずにこんなことにはならなかったのに、光りモン(註10)抜いたせいでアッサリ野郎どもの画いた絵図(註11)通りだぜ! アニキ(註12)がケツ持って(註13)ハジキ(註14)でカチ込んだ(註15)が、奴らステゴロ(註16)で応じる構えからの騙し討ちでアニキまで年少(註17)にブチこまれっちまった! もうエンコ(註18)なんていらねぇ! これはもう俺のゴンタ(註19)だ! マッポ(註20)が来る前に背中の彫りモン(註21)にかけて奴らをシゴウして(註22)やる!
『ヴァンゲリ』1号の三人乗りでイカを撃破! そしていよいよ、雨宮さんが『ヴァンゲリ』0号に登場するがピチピチは再現できなかったようでジャージでしたー残念。性的になっちゃうからかな。もう蚊帳の外だときたねぇやじとかしか飛ばせない
「それじゃあ雨宮さんの『ヴァンゲリ』0号の実験と行きたいところだが、雨宮さんは持病や古傷はあるか?」
第参話
慣れない、期待
「いえ、今は特にはないです」
「首とかグキィってなったことないか?」
「今のところはないです」
「えーと」
ハイジさんがバインダーに目を通し逐一確認。
「あー、これかぁ。雨宮、お前はポリゴンショックで身体に異常来たした?」
「ポリゴンショック?」
「そういう世代かぁ。まぁ異常をきたすかどうか確かめるために食らわすってのも本末転倒だから行ってみるか。無理って思ったらそう言うか、手元のボタンな。じゃあ行くぞ。3、2、1で行くからな」
やけに念入りな安全確認。これマジで骨折とか死んじゃう的なヤツか?
「3、2、1、ゴォウ! 司令、下がってください! 暴走です!」
ハイジさんのセリフと同時に『ヴァンゲリ』0号の筐体が大暴れ! ガックンガックン揺れている!
「ギブギブ!」
「おい止めろギブが出てるぞ!」
『ヴァンゲリ』0号筐体緊急停止! パイロットが緊急脱出!
「うぅ……」
雨宮さんは顔が真っ青だ!
「吐くならやっぱりトイレですか」
「トイレまで持つか? おい星野、連れて行ってやれ」
第四話
雨宮、逃げ出した後
サークルの良心兼優等生、水原さんのリバース癖が雨宮さんに受け継がれたか……。
「これもうヒゲの手に焼印入れないと雨宮も気が済まないですよ! 吐くほど酔ってるじゃないですか!」
ピッ! 短い笛と同時に威嚇戦隊能面ジャーのリーダー、赤ネクタイ能面が懐からイエローカード。
「リーベルトにネタバレイエローが一枚ついたな。気を付けろ。レッドで受ける罰の内容は俺も知らない」
「これは逃げてもいいですね! 星野と雨宮がこのままバックレても責めないし探さないです!」
星野が一人で帰ってきたが相当表情が渋い。
「ちょっと雨宮休ませていい?」
「ああ、ゆっくり休ませろ」
「これはエグいよ。さすがに雨宮がかわいそうだって。だってこの後『ヴァンゲリ』0号は撃たれたりして最後自爆でしょ? 食われるパターンもあるかもだし」
ピッ! 星野にもネタバレイエローが一枚。ガタッと星野が『ヴァンゲリ』0号の筐体を蹴り上げた。
「お前らみんな死んでしまえばいいのに」
星野さんも相当お冠。本当は雨宮さんと星野も仲が良かったんだな。学祭でやってたあのブタの件も、ガチじゃないなら気が休まる。でも怖くてガチだったのか聞けない。
第五話
ユウ、心のむこうに
「さぁいよいよ序盤のクライマックスなんだが、ちょっとこれ待ちます」
「なんですか、どうしました?」
「『ヴァンゲリ』筐体の安全性はちゃんとテストプレイヤーを使って確かめたはずなんだが思ってた以上に雨宮が食らってるし、テストプレイヤーは全員受け身のプロ兼死んでもいい人間だったから、雨宮から健康の聞き取り調査と『ヴァンゲリ』筐体の全機メンテをする。雨宮の健康次第では演出の出力はかなり落とすことになるだろうな」
人体実験が今、目の前で行われていたのか……
「まぁこういう時のための場繋ぎはできるようにしてある。メンテ中はこちらの映像をどうぞ。あ、ただいま連絡が入りました! 咲ちゃん打ち上げ来られるそうです!」
桜井が恥ずかしいだけだからやめてやれ!
「じゃあ場繋ぎをどうぞ。まずはスタッフ一同による主題歌の合唱です」
(主題歌)
テッテッテレーレーテレレレレレーレー
テッテレ テテッテレ テテレ テテレ テテレレ
テレレレーレー テレレレーレー テレレレーレー テーレレー
テッテレ テレレーレレー テレレレレレレ レレレレレ
テレレーレレー レレー
テテレ テテレ テレレレ レレレ テレレ レレレレ
テテレ レレレ レレレ レレレ レレレレレレレー
ッテッテッテーレーレ ッテッテッテレテレーレ
テーテーレーレーレー テテテテレレレ
テーレーレーレ ッテッテッテレテレーレ
ッテッテーレーレレレレレレレレーッ
ッテッテッテーレーレ ッテッテッテレテレーレ
テッテテレーレ テッテッテッテッレーレ
「次回は、特撮スタッフが全精力を挙げて作り上げた大迫力の市街地破壊と大決戦、それにお金持ちの灰皿みたいに角ばって透けたヤツと『ヴァンゲリ』が2つも出るぞ。この『ヴァンゲリ』は初タッグなんだ。金持ちの灰皿vsタッグの『ヴァンゲリ』! 今までこんなの見た事があるかな? 必ず見るんだぜ!」
ハイジさんの録音音声。それをバックに、角ばって透けた金持ちの灰皿みたいなヤツがビームを発射して市街地セットを破壊! さっき咲ちゃんがぶっ壊したのとは別のミニチュアセットのようなのでハイジさんの言う特撮スタッフは少なくとも、ミニチュアセットの町を2つ以上は作ってる。
「ということで今回のスタッフは映画製作や番組制作の会社に落ちた就職浪人やハイスペック大卒ニート・フリーターたちの怨念と血涙で出来た特撮映像になっている。CGじゃ出せない質感もあるんだよ! このレベルを学生でできるのはうちの大学だけだ。侍ジャパンをボッコボコにできるセ・リーグ選抜チームだっているんだ。中途採用でもいいのでこの技術力にピンときた採用担当者はこちらまで! これ以上就職浪人のストックが溜まると我々は起業します! 強敵の芽を摘みたいのなら、今すぐ採ってくれ! 俺たちが商売敵になっちゃう前に!」
第六話
決戦、第二新卒
「あとこの次回予告も俺は話数分撮ってるから。ただしネタバレになるので何話分撮ったかをこのヒゲメガネはまだ知らない」
「いや、でも技術力はすごいのはわかったんですけど」
良崎青色吐息。
「この後あれで少なくとも二人は撃たれるんですね?」
「だからそこんとこ無事に済めるように今メンテしてるから」
「あぁマスカラスマン早く来てくれー」
註1―ドス、短刀
註2-おおつかしげまさ
註3―逮捕される
註4―千草学園高校
註5―因縁
註6―調子こき
註7―見張り
註8―ザコ
註9―引き下がる
註10―刃物
註11―謀り
註12―血縁ではない兄貴分
註13―責任を取る
註14―拳銃
註15―敵の拠点に暴力で乗り込む
註16―素手のケンカ
註17―少年院
註18―指
註19―ケンカ
註20―警察
註21―入れ墨
註22―叩きのめす





