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【ロス・インゴ ベ~ルナブレス デ! ハポン!】第9話 クイズ! 賭博発見! その6

 星野ジャミラがリーベルトジャミラを呼び止め、体を翻し背中で風を受けて作戦会議!


A(エース)セットにするか!? 10分もいてくれる!」


「いいえ、A(エース)セットは確実に罠です! 考えてもみなさい! A(エース)の強さはセブンの5分の1ですよ! そんなのが10分もいるんですよ! いらないウルトラ戦士をひっこめられるタイミングを言われてないってことはいらないA(エース)が10分も滞在してセブンやマンを呼べないんですよ!」


 さすがリーベルトジャミラ! 経験値が違う!


「セブンセットを買いましょう! カプセル怪獣がいればたぶんセブン+カプセル怪獣で数の差でマクレに勝てますよ!」


 註:カプセル怪獣=諸星ダンが何らかの事情でセブンに変身できない時、カプセルから出てセブンの代わりに戦ってくれるセブンの手持ち怪獣


「じゃあ陣内! セブンセット!」


「あぁ~ん!? セブンセットがどうした!? 金は出してやるよ! だが違うだろ! ほら、ほら! これ!」


 ハイジさんがエアウルトラアイを装着してセブン変身ポーズ!


「セブンセット!」


「変身!」


 仲は良くなってたのに打ち合わせが足りなかった! ポーズはどちらか一人でいいのに同時にセブン指名ポーズをとったダブルジャミラ、同時に強風にあおられ転倒! だがしかし


 トゥウゥウゥウゥゥウゥ~~ン‼!


「デェアアァアー!」


 ガッチリポーズをとってマジで本物と見まがうウルトラセブンが登場! 同時にビジョンにセブンの残り滞在時間5分のデジカル時計のカウントダウン!


「戦えよセブン!」


 しかし棒立ちのセブン! だがセブンの滞在カウントも止まっている。


「落ち着けリーベルトジャミラ! カプセル怪獣を呼び出す!」


「早くしてくださいよ!」


 セブンが登場時のポーズのまま、さらに呼び出すカプセル怪獣待ちになってしまっているが、まさかやっぱりセブンセットも罠か‼? まさかセブンセットを選ぶとカプセル怪獣呼び出しがめちゃ長く、しかもカウントも止まってセブンも帰ってくれないので他のウルトラ戦士も呼び出せない!? こいつぁ外道が過ぎるぜ! マスカラスマンが許さないぞこんな不祥事!


(だぁ)ってろ! この野郎! 感謝祭にはまだ早いがこいつをくらいな‼ サンクスギビン!」


 マクレが生クリームを2セット! 早くしてくれセブン!


「セブーン! セブーン!」


「セブンセブンセブン!」


 キレてるのか懇願してるのかわからないダブルジャミラの悲痛な声が歪な『ウルトラセブン』オープニングのようにこだまする!


「あぁーと、あぁーと今! カプセル怪獣3頭が到着しました!」


 アギラ:深山みちる

 ミクラス:円谷英雄

 ウィンダム:エーデルワイス


「この3頭のうちのどれかがセブンと一緒にマクレと戦うぞ!」


 カプセル怪獣のメンツを観たリーベルトジャミラ、頼もしさで膝から崩れ落ちる。そしてセブンが握っている王様ゲームのクジをカプセル怪獣3頭が引くと、赤いクジがミクラス(英雄)に‼


「ミクラス! 殺して! そいつを殺してくださいミクラス!」


 リーベルトジャミラの号令で今日は素手のミクラスとアイスラッガー装備のセブンがマクレを囲みプレスをかける! セブンの中身が誰かは知らないが、マジでマクレをどうにかしてくれようとしている。本当によかったな! 本当に、本当に報われたな! セブンが罠じゃなくて!


「実際これどこまでやっていいんだ?」


「殺すな」


「じゃあ保健室送りぐらいにしとくか」


 ミクラスがプレスをかけると減らず口もキャラ維持もできなくなったマクレは後ろのセブンにも気づかなかった! 後ろからセブンに羽交い絞めにされたマクレ! ミクラスがバサァっとコートを脱ぎ、グリッと拳に巻き付け即席のグローブに。そしてマクレに左フック一閃! 一撃でマクレダウン! セブンとミクラスはぐったりしたマクレを隅に置き、互いに見つめ合って頷く。


「ダァェエー!!!」


 セブンが帰った! 遥かな星が故郷だ、ヒーローセブン! 守った僕らの幸せを‼ ありがとう! ありがとうウルトラセブンとカプセル怪獣! 主にミクラス!

 一方でセブンとミクラスの活躍で地球への復讐に専念できるダブルジャミラはじゃんけんをして負けた星野ジャミラが暴風壁となり、後ろからリーベルトジャミラが押して進む作戦。リーベルトジャミラが星野ジャミラの腰をがっちりクラッチ、ダブルジャミラがドッキングしたケンタウロス状態でジリジリと前進! しかし、悲劇は起こった。体重を星野ジャミラに預けていたリーベルトジャミラは、星野ジャミラが風圧で体が浮いてしまった瞬間に思いっきり体を持っていかれた。そして浮いてしまった星野ジャミラはその風圧と、そして重心を後ろに戻そうとする先輩リーベルトジャミラの重心移動でジャーマンスープレックスを食らってしまったのだ! まだ受け身を知らない星野が大型台風の風圧を使った暴風ジャーマン‼! たまらずダブルジャミラがギブを宣言。


「ハァ……」


 化粧も髪もぼさぼさになったリーベルトジャミラ、ジャミラ状態を解除すると怒りのあまり猪木の如く顎が突出していた。


「アォウラァッ!」


 ハイジさんに右ストレート!


「ッッッッッ金ッ額的にマイナスがなかっったからッッッ! この程度で済んだと思えッッッ!」


「これはマジで、正直、すまんかった」


 ハイジさんも頭を下げる。これはまずかったと思ってるのだろう。まだ立ち上がれない星野は雨宮さんと桜井に看病されているが意識はある。


「頭打ったか?」


 様子を見ていてさすがに心配になったのかミクラスもお見舞いに。


「もうあの風圧をモロに食らったジャーマンでひっくり返っちゃったんですよ」


「うぅーん、医者呼ぶか?」


「もう呼んでる。なんか応急処置とかないか?」


「頭打ってるなら頭動かすな」


「何もできることはないってことですね?」


「ある。優しい言葉とねぎらいの言葉をかけてやれ。楽になれる」


 深い意味があるように思えるからやめろ。人は死なねぇから。大学で人が死ぬものか‼


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