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【ロス・インゴ ベ~ルナブレス デ! ハポン!】第4話 クイズ! 賭博発見! その1

こんばんは、ドクターKこと梶井基九次郎です。いつまでもいつまでもぉ、僕は大学に、医学部に、残り続けます。ドクターKは永久に不滅です! さて今宵は新企画『クイズ! 賭博発見!』。新政権最初の試練、星野さんの手腕が試されますね。彼女はいったいどれぐらい陣内君に肉薄できるでしょうか。僕の前枠後枠もそうそう安いものじゃあありません。いい仕事にはいい仕事で答えますが、いい仕事、しましょう、いや、させてくださいよ。ね? 星野さぁん。それではまた後枠でお会いしましょうチャンネルは、そのまま!

「クイズ!」


「賭博発見!」


 会室に行こうとしたら駐車場に立てられた『ガキ使』みたいな立て看板の下に「ご存知! 学園アイドルリーベルト」「ご存知! 番長星野さん」のタスキをかけられた良崎と星野が野ざらしで立たされていた。既に桜井、雨宮は到着しており、桜井は喫煙所でタバコ吸いながらこっちを見ている。


「クイズ!」


「賭博発見!」


 そしてマスカラスマンの到着と同時に壊れた蓄音機のように良崎と星野がハモり。


「どうした」


 そしてマスカラスマンは沈着冷静。


「さて揃った、ということで『クイズ! 賭博発見』を始めます。ルール説明は星野‼」


「はい、『クイズ! 賭博発見!』では様々なクエスチョンに我々『演劇サークル』が仮説を立て挑戦し、仮説通りに行けば報酬、外せば罰金というものです」


 罰金!


「ハイドーン!」


 星野がホワイトボードにかぶった布をバサッと引く。ハイジさんの洗練された動きには敵わないがそこそこに難しい技術を割と無難にやってのける。


\リ:星

ス30:20

芸10:30

食20:20

歴10:20

地30:10


「それでは『演劇サークル』のみなさんにはまずはこの『ギリギリわかる!? わからない!? 全力峰打ちクイズ』に挑戦していただきます! ルール説明は、星野‼」


「『全力峰打ちクイズ』ではリーベルトとわたしが設問・得点設定したギリギリわかる、わからない10問のクイズの内5問に挑戦していただき、5問で計100点にギリギリ峰打ちで乗せるか収めたら勝利です! ジャンルは“スポーツ”! “芸能”! “グルメ”! “歴史”! “地理”! の5つ! 峰打ちできたら一人1000円! できなかったら五人合計で罰金5000円」


 地味にキッツ! そして星野大丈夫かぁ? 声のデジベルがなんか設定おかしくなってないか? 潰れるぞ。まだ始まったばかりだということを忘れるな。今のところギリギリなのは星野だろ。峰打ちされてHPがあと1でも減ったら死ぬ状態だ。


「ツー……」


 マスカラスマンが腕組みをして唸る。マスカラスマンは困って次の手を考えているとき歯の隙間から息が漏れる「ツー」という音を出す。


「5問か」


「5問」


「これは……見たところ、リーベルトと星野がそれぞれ持ち点100を5つのジャンルに割り振った形だな? そのうち5問に回答なら単純に100点が半分か」


「わたしだってやりたくてやってんじゃないんだよ!」


 早くも星野さんがダメなことをダメなデジベル!


「アタリ判定をするのはこちらの皆さま!」


「威嚇戦隊! 能面(ノウメン)ジャー!」


 能面を被ったスーツの5人組が映画泥棒の様な機敏なパフォーマンスからポージング。これ、同じようなの先月もやったな。同じようなことすると抜けた戦力の大きさとありがたみを知るはめになってきついぞ。


「それでは回答のローテーションを発表します! 回答ローテの通りに回答するように! 回答のローテーションの発表は、星野‼」


「1番手、桜井‼‼‼ 2番手、マスカラス‼‼‼ 3番手、雨宮ァアッ‼‼‼‼‼‼」


「もう休め星野‼ お前はもっと自分のノドに峰打つんですよ!」


 せき込む星野を支える良崎。


「そうだな。俺が代ろう。回答の一番手は桜井か。ならば桜井。リーベルトクイズか星野クイズのどっちにする?」


「じゃあリーベルトクイズで」


「ジャンルは?」


「様子見で高めを狙ってスポーツ行きます」


『クイズ! 賭博発見!』

第一ステージ 『ギリギリわかる!? わからない!? 全力峰打ちクイズ』

1問目:リーベルトのスポーツ(30点)

※現在の持ち点→0点(峰打ちまであと100点)

回答ローテ 桜井


 ポンポンポンと鼓を打つ音の後、威嚇戦隊能面ジャーが映画泥棒のように舞いながら桜井の周囲に再集結、正五角形で桜井を囲み、前傾姿勢で能面越しにメンチを切り、手を繋いで高速かごめかごめ。超コワい。


「問題です! あの有名な猪木ベロ出し失神事件の時の猪木の試合相手で決め台詞は『イチバァーン!』、マンガ『キン肉マン』に登場人物した完璧(パーフェクト)超人“ネプチューンマン”またの名を“喧嘩マン”“ザ・サムライ”のモデルとなり、ミスターアメリカの異名を持ち『ロッキー3』ではエキシビジョンマッチでプロレス界からの刺客サンダーリップスとして登場した世界でもっとも有名で成功したプロレスラーとは!?」


 ヒントが多いな!


「必殺技は『ハルクアップ』です」


 追ヒント!


「ハルク・ホーガン」


 ピンポーン


「桜井くん正解です。30ポイント獲得!」


 峰打ちまであと70点。能面ジャーの高速かごめかごめが移り、回答ローテがマスカラスへ。


「作戦だが、聞いてくれ桜井」


「なんですかマスカラさん」


「高得点を取りに行こう。俺とお前で」


「雨宮さんは?」


 コミュニケーションモンスターマスカラスマン、鉄人桜井の心さえも溶かす。


「アイツは素質があるのにまだ手柄がないからな。アイツは好きにやらせてやろう」


 マスカラスマンの過保護すぎる放任主義のプレッシャーで雨宮さんのメガネに影が差す。確かに素質はあるだろう。いじられキャラは確かにハネる。だがそれにはきちんとした「いじり」の素質のある者と「いじられ」の素質がある者がいてこそ成り立つ。雨宮さんには「いじられ」の素質は、ある。しかしだ。いじろうとしてるマスカラスマンに「いじり」の素質はない。なぜならやつも「いじられ」にステータス配分が振り切れてるくらいの天然だからだ。あぁ……ハイジさんがいればなぁ。


さぁ、腕の見せ所ですね新体制! はいじゃあ次回も次回も、お楽しみにできる内容でお願いしますよ、ね? 前枠後枠はドクターKこと梶井基九次郎でしたー。

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