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詩集<Cold Seep>

止水は明鏡

作者: papiko

静かです

とても


悲しいほどに静かです

心が揺れません


どうしたんでしょうね

どこへ行ったんでしょうね


あの風は

あの光は


暗くて

静かで

揺れません


ただ じくじくと痛むのです

なんでしょう

この痛み


どこにも怪我はしていません

どこも腐れてはいません


ただ 暗くて

ただ ただ 静かで

止水のようにぴたりと動かぬ心


はて

なんだったのでありましょうか


波紋を生んだのは

浪を立てたのは


さて

なんだったのかとおもうたのでしょうか


止水は明鏡

何を映しておるのやら



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― 新着の感想 ―
[良い点] 過去の傷が原因で、中々行動に移せなかった時のことを思い出しました。言葉が上手で当時のことが頭に浮かびました。
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