プロローグ
はじめまして、nAtsuと申します。
この小説を開いてくださって、本当にありがとうございます。
今回が初めての作品になるので、少し緊張しています...
また小説の書き方?、文章の構造などは全く勉強したことがないので、文章がたまに変だと感じることがあるかもしれません。その時はご指導してくださると嬉しいです。
という訳でとりあえず書いてみたいと思います!
果たして続けられるのだろうか...?
世界で最も繁栄している都市、フリーダム。
そこにはありとあらゆる世界中の品物で溢れかえっており、欲しい物は何でも揃うと言われている。
世界一の都市を治める王のお膝下である城下町、エルピスは中でも一際、大勢の人で賑わっていた。
誰もが幸福そうな笑みを浮かべているこの都市にはある重大な秘密がある。
その都市の地下にあるスラム街、トワル。
そこはこの世とは到底思えない場所。
殺人、麻薬取引、奴隷売買ーーー。
地獄のような出来事が当たり前のように起こる。
このスラム街も都市の利益に大きく貢献しているのである。表ではできない取引は全てここで行われるのだ。
エルピスで大きな罪を犯した者、多大な借金を背負った者はここへ堕とされる。地下へ堕ちた者は一生地上に戻ることはできない。
太陽が昇ることのないこの街には朝なんてものはやってこない。いつも薄暗く、所々にある電灯がこの街を照らしている。
これっぽっちも希望のない世界に人々は落胆し、やがて苛立ちが芽生える。なぜこんなことになってしまったのだろうか? やり場のない怒りをどこかへぶつけようと彼らは殴り合いを始める。
そんな街に最近、変な噂が流れていた。
あるサーカス団にゲームで勝つことができたら、地上に戻ることができるのだという。
誰もがそんな夢のようなことがあるはずがないとその噂を鼻で笑うのだった。
そのサーカス団の名前は、
『BALANZA CIRCUS』