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裏切り者

 翌日。町の交流スペースで黒木と狭山は顔を合わせた。他に人はおらず、二人はソファに腰掛けた。

「初めまして黒木です。早速ですが本題にうつっても?」

「えぇ、構いません」

 狭山の答えに黒木はノートパソコンを開いた。ファイルを開いて画像が表示される。道を歩いている一人の男が車の中から撮られている写真だ。

「住所を頂きました研究室の近くです。ドライブレコーダーなので画質は良いとは言えませんが、距離が近いので人相は判別できます」

 狭山が息をのむ。男の顔は瓜巣だった。

「これは、いつ頃のものですか」

 狭山の質問に、黒木はパソコンのキーを押して答えた。画面に日付と時間が表示される。

「しぜん公園で事件があった翌日です」

「生きて、いた……」

 狭山が加賀と出会った次の日、彼はこの世にいたのだ。であれば、他人のどんな偶然も瓜巣の執念に勝てるはずはない。トメノウの薬を利用しているのは瓜巣である、と狭山は結論づけた。

「私が思うに、彼がこの近くにいるのならば。怪物と関係しているとみて間違いないかと」

 狭山がそう言った時、外から大きな音が聞こえた。黒木は「失礼」と席を立って、窓から外を覗く。地面にはコンクリートの欠片が散らばっていた。やがてかすかに人の悲鳴がした。

「狭山さん、私は外の様子を確認してきます。本日は解散ということで、あなたは避難されてください」

 黒木は鞄を担ぎながら駆け足で階段を下りていった。狭山も建物から出るために黒木の背を追った。

 外に出る。少し先で黒木が避難誘導をしていた。壊れた柱を見上げると、上からギラリと目が光った。狭山は黒木たちと反対方向に駆けだす。

 ドシン! その行く手を塞ぐように二人のトメノウが降り立った。犬と魚、見覚えのある二人組だった。

「裏切り者を排除せよ」

 魚はそう呟きながら、犬の背中をヒレで切りつけた。狭山が困惑する中、さらに瓶を取り出してピンク色のジェルを傷口にかけた。

「それは!」

 狭山は叫んだ。それはこの世から消したはずのものだった。

「ハァ」

 隣でもがき苦しむ犬をしり目に、魚は深いため息をついた。その赤い、三つの瞳が狭山を捉える。

「この液体を見るだけで察しが付くのはこの世で私と君ぐらいなものだろうねぇ。本当に失望したよ、二度も傷ついた」

「瓜巣所長、貴方は」

「ふぅ。一度は同志だった身、手を出すまいとしていたが。どこまで邪魔をする、私の理想を知っているくせにッ……!」

 絞り出すように魚が言った。その時、犬の体が膨張し、ふわりと毛に覆われた。魚はその毛並みを撫でつけた後、「確実に、やりたまえ」と言い残して去っていった。

 狭山は魚を目で追うが、正面に犬、背面に人々と動くわけにはいかない。犬を止めること、それが狭山のやるべきことだった。

 手元のアタッシュケースから銃を取り出し、犬に撃った。しかし、弾は壁に当たった。犬の毛がひらりと風に舞う。狭山は再び構えて撃つも、躱された。ただ撃つだけで撃退できるビジョンが組み立てられない。

狭山は犬の左半身を狙って打ち始めた。避けるたびに犬は右へ右へと移動していく。徐々に人々の声が遠のいていくと、狭山は意識を目の前に絞ることが出来た。

犬はひらりひらりと避け続ける。何発も撃ち続け、狭山の腕は痛みを訴えていた。それでも構えを下げれば、その隙に犬は喉元へ食らいついてくるだろう。狭山は筋肉を震わせながら絶え間なく銃を撃った。


 プルルル。携帯電話が鳴り、大樹は画面を見た。

「もしもし。お父さん?」

「あぁ大樹! 家にいるか?」

「うん」

息が乱れている父に戸惑いながら返事をした。音の大きさもまちまちだ。

「良かった。ならそのまま家にいるんだ、いいね」

「え?」電話口からかすかに悲鳴と、銃撃音。大樹は察した。「化物が出たんだね」

「ッそうだ! だから出るんじゃないぞ」

 そのまま電話が切れた。大樹は握った携帯で電話をかける。登録名は加賀和那。

 プルルル。プルルル。プルルル。コール音が長い。やっと途切れたと思うと、「留守番電話サービスです」と流れた。

「加賀くん、化物が出たって。おじさんが一人で戦ってるみたい」

 大樹は次の言葉を迷った。ずっと電話に出ないこと、加賀に何かあったからだろうと大樹にも見当がついていた。実家に行ったのはこの街に、化物が出るこの街にいたくなかったんじゃないかと思った。それなのに「戦って」と、言ってもいいんだろうか。

 だけど、大樹の心には確信があった。

「加賀くんが来てくれるって信じてる。それまで僕が、頑張るからッ!」

 自分に言い聞かせるために啖呵を切って、大樹は電話を終えた。メールで住所だけを送って、ヘルメットを深くかぶって外へ出る。向かうのは父が今朝出かけると言っていた市民センター。そこに狭山と化物がいるはずだ。

 警察官が集まり始めているセンターを駆け抜け、弾痕を辿って自転車を漕いでいく。何発何発も外した痕を見るたびに心配が募った。初めて会ったあの日のように倒れていないか、怪我をしていないか。

 パシュン! 銃声だ。大樹は音のした方へハンドルを切った。

「おじさん!」

 見つけた狭山は片膝で銃身を支えながら、銃を撃っていた。大樹は自転車を転がしたまま駆け寄った。反動でドクンと跳ねる背中に手を回す。

「しっかりして!」

「なッ黒木くん!」狭山は一瞬だけ大樹に視線を向けた。「逃げるんだ!」

「僕より自分の心配してよ! 加賀くんに電話したから、来るまで倒れちゃダメ!」

 狭山は歯を食いしばりながら犬に銃口を向け続ける。手のひらからは血がにじんでいた。

「倒れないから安心してくれ。だが、彼はとても傷ついている。だから私がッ」

 横に転がるアタッシュケースを開く。中には赤いパーツが付いた二つ目の銃がはめ込まれていた。

「倒して見せる」

 狭山が二丁の銃を構える。右手で黄色の銃を撃ちながら、左手は赤い銃のスイッチを押した。

「ぐあッ」

 赤い銃が後ろに吹っ飛ぶ。負荷に耐えきれなかった狭山の左腕は銃を手放し、力なくぶら下がった。狭山は起き上がれずに寝ころがりながらも、残った右手を地面と全身で支えて銃撃を再開した。

 大樹は落ちた赤い銃めがけて走り出す。今動けるのは自分しかいない、今あれを撃てるかもしれないのも自分だけ。やれることは分かっていて後は心だけだった。

 銃を拾って、握り、構える。銃口を向けてスイッチに指を乗せた。大樹は繰り返し声に出して呟く。

「僕が、頑張るから」

 ボロボロの狭山と、彼を睨みつける化物。

「頑張るから」

 スイッチに触れると、先ほどの狭山の様子が頭に浮かんできた。怖くて目をぎゅっとつむる。

「頑張れッ……」

 震えていた手になにか暖かいものが触れる。ふっと心が落ち着き、今ならいけるかもと目を開けると、銃を握っていた指が柔らかくほどかれた。

 手の主を振り返って見ると、大樹は安心感に包まれた。

「後は俺に任せとけ」

「加賀くん……!」

 加賀は優しく微笑むと自分の背で大樹をかばった。手にした赤い銃を構え、スイッチを押す。

「認証。強化装甲展開」

 銃身と同じ赤い色が走った装備を身にまとい、加賀は犬に銃を向けた。撃ち込みながら前に進み、狭山の横に立つ。

「大丈夫ですか?」

「大丈夫だ、すまない」

 うつむく狭山を大樹が支えた。ずるずると後ろに引っ張っていこうとすると、「その銃」と狭山が制止した。

「それは羽のトメノウの剣の欠片をもとに開発した。ブーストの大砲弾を当てればトメノウを石にすることが出来る。とどめを、刺す必要がなくなる」

「ありがとう。休んでてください」

「これが今の私なりに出した答えだ」

 そう伝えると、狭山はだらんとして大樹に引きずられて行った。

「頑張れ加賀くん!」

 大樹の声援に頷きで答え、加賀は銃を構えた。躱されたときの位置から、移動先を予想して撃つ。しかし、外れた。次も次も、三発外れて加賀は銃を腰に掛けた。

 走り寄っていくと、犬も弾を避ける横移動からこちらに向けて飛び掛かってきた。毛をぐっと掴むもつるりとすり抜けられ、背中に打撃を食らった。

 ザザッと踏ん張り即座に振り向くがすでに姿はなく、見回しても姿が見えない。だんだんと大きくなる自分の影に空を見上げると、犬が頭上に落ちてきていた。まだ大人一人分の距離が開いている。加賀は横に飛び退こうとした。

 ドガン! そう考えてすぐ。加賀は犬に押しつぶされていた。上体を起こして爪を突き立てようとしている犬の腹を殴り飛ばし、後ろステップで距離をとる。体全体がしびれているが、犬の仕組みにあたりをつけることが出来た。

 予測射撃が外れたのも、いきなり背中を蹴られたのも、瞬間移動のように落ちてきたのも速度の操作があったからだと考えた。元々素早いトメノウだが任意のタイミングで加速が出来れば予測は当たらず、一瞬で視界から外れることも容易だ。

 加賀はそう仮説を立てると、犬に向き直った。さきほどの落下攻撃を誘発したい。飛び掛かってくる犬の連撃をガードする。腰を落とし、両腕を顔の前に構えて視界を狭めた。

犬から見れば正面に向けた攻撃は効果が薄いと感じて次の手を打つはずだ。この姿勢で最も警戒が弱そうに見えるのは後ろ、さらに腰を落とした前傾姿勢で背中を上空にさらしている。一度うまくいった攻撃をもう一度決めるチャンスだ。

狭い視界から犬が消えた。加賀はより背中を丸め、手を体の影に隠す。足下の影が若干膨らんだタイミングで銃に手をかけた。

胸元に重みが増していく。影もどんどん大きくなっていった。おおよそ同じサイズまで影が膨らんだ時、上空へ向けて振り返った。

距離は約百六十センチ。その半分を体から突き出た大砲が占めていた。目が合った瞬間、自重で地面に倒れかけながら加賀はグリップを引いた。

ドガンッ! 赤い大砲から放たれた弾が犬に命中する。速度が変わっても、落ちている動き自体は変えられないようだ。

当たった個所から犬の体がじわじわと石に浸食されて行く。読みも作戦も新武器も上手くいったようで加賀はホッとした。

地面に寝ころび緊張の抜けた加賀の上に犬の石像が降ってきた。だが、その重さも消えていない証拠に感じられて大樹の父がやって来るまでそのままでいた。

 走ってきた黒木は真っ先に大樹を抱きしめた。次に石像をどけてくれて、最後に立つのがやっとな狭山に肩を貸した。

「大樹。家から出てはだめだと言ったのに」

「ごめんなさい」黒木の苦言に大樹は頭を下げた。「でも僕、頑張って来て良かった」

 大樹は加賀に笑いかけた。加賀は眉を下げながらも頷いて、黒木に頼みごとをした。

「あの、この石像と狭山さん、運んでもらうことって出来ますか? 場所は廃病院でいいですか」

 狭山に尋ねると、コクリと頭だけ動かして返事をした。

「分かった。どちらも責任をもって引き受けよう。代わりに大樹を家に送ってもらえるかな?」

 加賀が了承すると、黒木は「車を回してくる」といって場を離れた。

「大樹」

 加賀の呼びかけに大樹は父から視線を外した。加賀は膝をついて視線を合わせる。

「電話、出なくてごめんな。かけてきてくれてありがとう」

「ううん。僕、信じてるとか勝手なこと言って、加賀くんにも色々あるのに」

俯く大樹に「他の人はわかんないけど」と前置きしてから加賀は続けた。

「俺は大樹が『信じてる。頑張る』って言ってくれたからすぐに家を飛び出せた、迷わなかった。嬉しかったよ」

「僕も!」

 大樹はにっこりと笑い、拳を突き出してきた。それに加賀は自分の拳を合わせてグータッチをした。横に座り込んでいる狭山がかすかに微笑んでいる。車の音がして黒木がやって来る。加賀は狭山に肩を貸して歩いた。


 三日後、加賀は廃病院に来ていた。狭山が部屋の中をよたよたと、壁や机に手をつきながら歩いている。

「やっぱり病院行った方が良かったんじゃないですか。検査だけでも」

「いいや、そんな暇はない」狭山は言い切った。「私は狙いをつけられた。早く決着をつけねばな」

「この間の犬?」

「その時、魚のトメノウも来ていた。やはり瓜巣所長だったよ。薬も彼が蒔いた種で違いないだろう」

「やはりって。写真見せた時はあんなに否定してたのに」

 頑なな態度を思い返して、加賀は不思議に思った。

「その理由も含めて、私と瓜巣所長のことを話そう。決着をつけるためには加賀くんの力を借りることになる。ここに至るまでの話を聞いたうえで、最終的に協力するかどうか決めてほしい」

 加賀が「分かりました」と頷くと、狭山は地図と研究所のパンフレット、一枚の写真を机に並べた。

「この話の始まりはココ。水晶洞窟に瓜巣典秋が調査に向かったことからだ」

 地図の右上を指差し、狭山は横に写真を置いた。ガラスで隔てた向こう側に、鎖でグルグルと縛り付けられた石像が映っている。山羊の頭に鋭い角、大きな翼が目を引いた。


 瓜巣は、元は考古学者であった。フィールドワークとして訪れた水晶洞窟で、彼は決定的な遺物に出会った。その石像の造形は緻密で、目に赤い宝石が輝いていた。

 石像を持ち帰り年代を特定しようとする検査の中、瓜巣は気が付いた。この遺物は石のようになった生物であることに。

 その後、彼は周囲に隠れて石像を自身の別荘へと運び、一人で検査を続けた。出した結論は、これは特別な細胞を持った新たな生き物である。そして、今も生き続けている。

 彼が一人でたどり着けたのはここまでだった。瓜巣の専門知識では特別であること以上に研究を進められなかった。瓜巣がここでより多くの人間に協力を求めていれば、違ったかもしれない。

彼は自分自身の理想に、石像を利用できると考えた。その上、自分の理想が理解され難いことを知っていた。

「人間の生活はいずれ行き詰まる。大きな変化が必要だ。人という種を変えるほどの」

 人間の変化、瓜巣が考えていた最適解が目の前に現れた。邪魔をされるわけにはいかない。彼は研究に必要な知識を持つものとして、一人の生物学者に目をつけた。

 狭山鉄。時折、仲間内から優秀だという話を聞いた。最近は特に細胞の再生に熱心で、その様子は狂気的にも感じられるという。

 彼は狭山のいる研究室を訪ねた。紹介を頼んだ知り合いの案内を受けて彼の前に立つ。

「初めまして。瓜巣典秋と申します」

「あぁそうですか」

 差し出した手は無視され、狭山は名乗ることもなく俯きがちに去っていった。顔に影がかかっていても分かるほどの濃いクマが見えた。

「すまんね。調子が思わしくなくて、大目に見てくれ」

「調子? 研究成果を伺った限りではむしろ好調では」

 知り合いは瓜巣をその場から遠ざけてから小さく教えてくれた。

「心の調子さ。見ている側としては病院に行って欲しいぐらいだよ」

「そうですか。彼のデスクはあそこ?」

 瓜巣が空席の机を指さすと、知り合いはそうだと答えた。「あとは自由に見てくれたまえ。研究員の指示があれば従ってくれればいい」と言い残して知り合いは出ていった。

 少し歩いてデスクに近づく。書類の山に埋もれた写真立てが覗き見えた。女性、子ども、狭山の三人が映っている。おおよその仮説を立てた瓜巣は満足して研究室を出た。

 後日、狭山を呼び出した瓜巣は提案をした。

「私と二人で研究をしないか? 人を超える肉体を手に入れるための研究をね」

 狭山はすがるように引き受けた。人類の変化と人間の蘇生、二つの目的が遺物によって繋がれた。


「あの頃の瓜巣所長は私から見れば真っすぐな人だった。孤高の天才というのかな。むしろ、私の方が歪んでいたよ」

 狭山はパンフレットの年表を開いていた。それを今に向かって、すーっとなぞっていく。

「それが怖く感じ始めたのは薬が出来てからだ。私が疑問を抱き始めたのも」

 再び話が始まる。


 偶然の産物で出来た薬は、まず動物で実験された。そこで変化の兆候が確認されると、瓜巣はすぐに一人の人間を連れてきた。その人間は実験によって体が砕けた。瓜巣はその破片を拾うと冷たい目で「失敗だな」と呟いた。

「やはり美しい、目指す完成度はコレだよ」

 瓜巣は初めて見つけた山羊の石像を見つめた。山羊の赤い瞳に瓜巣が映っている。狭山は眉をしかめて、隅で欠片を拾い集めながら尋ねた。

「この欠片はどうされますか」

「研究材料にはなるだろう。置いておいてくれ」

「了解しました」

 狭山が胸の動悸を感じながら返事をすると、きわめて明るい声で瓜巣が「そうだ」といい始めた。

「今日は人が一歩、彼らに近づいた記念日だ。祝いに彼らに仮の種族名をつけるというのはどうだ? 形態も生態もサンプルが足りなすぎるが、いつまでも石像では不便だ」

「そうですか」狭山は反射的に返答した。

「前々から考えていたんだ。トメノウ、というのはどうだ。人が宝石の瑪瑙のように美しく変わった姿、という意味だ」


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