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プロローグ

ダダダダダダダダッッッ!!!


廃ビルの中、銃撃のけたたましい音が鳴り響く。


銃口から放たれた銃弾は、標的たる人影を射抜こうと迫った。


だが、人影は弾を避け、逆に銃を撃った男たちを切り裂いていった。


「ええい!なにをやっている!早く……早く殺さぬか!」


銃を撃つ男たちに守られるように立つ小太りの男は、額に血管を浮かべ周囲に吠えた。


「し、しかし敵が早く……ガ!」


その言葉を最後に、護衛の男は首を斬られ絶命した。


「ひ、ひいいいい!」


目の前の人間が物言わぬ肉人形になったことに男は恐怖し、後ずさった。


「グワッ!」


「ガッ!」


「ゴッ!」


肉を斬られる音と悲鳴が男の鼓膜を叩く。


「くそ……くそくそくそくそ!どこだ!どこにいる!」


どうなっているか知ろうにも、電気も通っていない暗い部屋の中、動きの早い暗殺者の動きを捉えることは叶わなかった。


やがて、悲鳴は聞こえなくなった。


「お…おい!?誰か!誰かいないのか!?」


男は叫ぶが、誰も答えてくれない。


その代わり、ザシュ、と肉を突くような音が聞こえた。


それと同時に、腹への違和感。


「あ……?」


見ると、腹から刃物が生えていた。


「カッ………」


ゴポリ、と口の中から赤い液体が滴り落ちる。


目を見開き、残った力を振り絞って男は後ろを振り向いた。


そこには、黒のスーツを着た金髪の少女が立っていた。


「こ、こんな……ガキ、に……」


その言葉を最後に、男は絶命した。


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