貰ったルールはいずこ
人は公平な世界を与えられた。らしい。
昔々神の世界には数万の神様がいた。
しかし納める地域やもの、事象を巡って争いが起きた。
そして数千にまで神様は減ってしまった。
そこで神様は神界に法則を作った。
法則とは、
すべての行いには理由があり、その理由とは公平な考えのもとに生まれたものである。
つまりどういうことかというと、誰かを殴られたのならば、その相手に殴られるだけの理由があったということだ。
分かりづらいかも。ううむ、、誤解を恐れずに言えばいじめられた側には虐められるに足る責、過失があったという話である。
このルールによって神様たちは争いの解決を容易にした。
そして、神界の『ルール』に慣れた数千年後争いは起きなくなった。
被害者(神)にも加害者(神)にも悪いことがあったということを理解したから。
感情的には怒っていても、落ち着けば理性が思い出して解決するのである。
それはとても良いことだった。
それから各々の神様に役割が与えられた。
戦の神。愛の神。芸術の神。光の神。時の神。
本の神。気象の神……等々。
そして本格的に世界を作り始めた。
まずはじめに大地を作った。
次に植物を植えた。
山や海を作り、⋯⋯そして人を作った。
最後に画竜点睛、世界に時の概念を与えた。
世界は回りだした。
それから数か月、平和だった。
しかし人とは学ぶ生き物。知る生き物。そして求める生き物。
醜く、凄惨な争いが起こった。
多くが死に、少しが生き残った。
そして光が輝いた。
神は生を許さなかった。勝ち残った者、怯え耐えた者、負けて許されたもの。
全てに死を与えた。
神は悩んだ。
自分たちの子供とも言える、人間が互いに傷つけあい、殺しあっているのだ。
そして神様たちは自分たちのルールを「人」にも押し付けることとした。
そして世界に人間を作った。
そして人がいなくなった世界に新たな「人」を生み出された。
そこには初めの人とほぼ変わりは無かった、ただ一つ、ルールの存在を知っていただけ。
この世界で起きることには全て理由があり、起こるに至った過程が必ず存在するということ。
その覆らない事実と、人間の愚かな思考力はあり得ない問題を発生させた。
大規模の戦争が起きたのだ。
結局人々は数を減らしあい、いなくなった。
そして神は決めた。
この世界に公平なルール、絶対の法則を与えないことを。
そして再び人を創り古の時代が始まった。
いまその世界は今までにない発展を遂げた。
世界観どうだろう。。、